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別荘を持つ人たちの集い。軽井沢“コミュニティ”の魅力とは?

2019.08.14

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軽井沢で涼を楽しむ 第9回(最終回) 明治時代から避暑地として愛されてきた標高1000メートルの高原の町、軽井沢。北陸新幹線の開通で日本各地からアクセスしやすくなったことで、さらなる注目を集めています。軽井沢に魅了されたかたがたの素敵なライフスタイルを紹介しながら、この夏、涼を求めて訪れたいホテルやレストラン、愛犬とともに楽しめるスポットへご案内します。前回の記事はこちら>>
日本各地に別荘地は数多くありますが、軽井沢の最大の特徴は、別荘を持つ人同士の交流が盛んなこと。代々のつながりや、趣味、職業、卒業校など、さまざまな接点から育まれるコミュニティは、日本のサロン文化の象徴です。そのコミュニティの一つ「軽井沢しらかば会」の集いに伺いました。

土屋芳春さん、鈴木幹一さん、堀内 勉さん、金山明煥さん、岡崎 仁さん、柏原華子さん、奥村年子さん、勝見祐幸さん

軽井沢の人々はシャンパーニュ好き。まずはテタンジェで乾杯。左から、土屋芳春さん(軽井沢観光協会会長)、鈴木幹一さん(軽井沢しらかば会会長)、堀内 勉さん(多摩大学大学院教授、軽井沢会会員)、金山明煥さん(東急電鉄事業部長)、岡崎 仁さん(東京大学教授)、柏原華子さん(日本ガストロノミー協会会長柏原光太郎氏夫人)、奥村年子さん(在日ドイツ大使館勤務)、BBQの別荘主、勝見祐幸さん(ハナレ軽井沢オーナー、「ジェイブランディング」社長)。


「ほかの別荘地と違う点の一つが、軽井沢には別荘コミュニティがあることです」と語るのは、軽井沢観光協会会長の土屋芳春さん。

5つの団体があるうち、最も古いコミュニティが「軽井沢会」です。1913年当時、長期滞在した外国人宣教師たちによってつくられた「軽井沢避暑団」が前身でした。

100を超えるという実跡からも、別荘コミュニティが軽井沢でいかに大きな役割を果たしてきたかがわかります。

「軽井沢では塀を作らない環境と家族ぐるみで過ごすことが基本ですから、コミュニティが生まれるのです」と土屋さん。

軽井沢会は、テニスを通じた交流で知られるように、正統派の避暑地スタイルを継承してきたコミュニティといえます。

本日、南ヶ丘の別荘でのバーベキューパーティに集まっていたのは「軽井沢しらかば会」の会員たち。創設は2013年で、まだ6年に満たないのですが、和気藹々として、笑い声が緑の林に絶えずこだまして実に楽しそうです。

メンバーは会社の経営者をはじめ大学教授、医師、マスコミ関係者や画廊オーナーなど多士済々。また地元の重鎮も会員になっています。

「年齢が近いので友達感覚のつきあいができるのが魅力ですね」というのは堀内勉さん。「本の執筆のため滞在していても、ついしらかば会の飲み会に足が向いてしまって」とちらり反省中(?)。
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