今に残る近江商人の邸宅前で
きもの25万円/近江上布伝統産業会館 帯18万円/最上 帯締め/道明 かんざし/てっさい堂 パラソル/塚本呉服店麻の葉文様が懐かしい麻きものを蕗の葉の染め帯で洒脱に着こなす
麻の葉文様は日本古来の文様で、仏像を彩る截金(きりがね)で描かれたり、歌舞伎の役どころを表現するものとして登場したりと、古くより親しまれてきました。
このきものは近江上布独自の羽根巻き捺染という技法で絣糸を染めたもので、近江上布の技を次代に継ぐために、織物組合が養成した織り手が織った一枚。藍色濃淡で描いた東京友禅の蕗の帯が、洒脱な後ろ姿を演出します。
●訪れたのは…近江八幡市立資料館(旧西川家住宅)滋賀県近江八幡市新町2-19
TEL:0748(32)7048
江戸時代から明治時代前半にかけて活躍した近江商人、西川利右衛門の屋敷で、国の重要文化財に指定されている。界隈には旧伴家住宅なども並び、風情ある町並みが美しい。