2.パン・デピス
大人も心踊る、愛らしくて精巧なミニチュア
アクセサリーから調度品まで、精巧なミニチュアばかりが並ぶ、「パン・デピス」のショーウインドー。ここは19世紀?レトロな雰囲気
ミニチュアならこちら、と名高い「パン・デピス」。1910年創業のレトロな老舗は、賑やかな「パッサージュ・ジョフロワ」の中にあります。パリの蝋人形館「グレヴァン博物館」の出口がこのパッサージュにあり、19世紀のまま時の止まったような下町の雰囲気が楽しい商店街です。
大人も集めたくなってしまう愛らしさのミニチュア。おもちゃはなんと4万点!
誕生祝いに贈るような愛らしいぬいぐるみや、伝統的なおもちゃも取り扱っていますが、このお店を訪れる人が感動するのは、子供から大人のマニアまでが楽しめる、ミニチュアです。ドールハウスの精巧なパーツからゴムのフィギュアまで、4万点もの商品が所狭しと並んでいる様子は壮観です。
「シュタイフ」のぬいぐるみが多数並ぶコーナーの、ほんの一角。ドイツの高級ぬいぐるみ「シュタイフ」のパリ唯一の公式販売店でもあり、他店にはない商品が入荷すると、ファンがすぐに目をつけるそうです。数少なくなった職人が手作りする木馬は、英国王室御用達だとか。
フランスのビー玉ブランド「Billes & Co」のセット。ビー玉も、フランスの業者が、ネパールやブラジルなど世界中から厳選して仕入れたコレクションを置いています。
カラフルな動物のミニチュアの数々1€~。1€のお手軽なミニチュアも多数
店内のおもちゃを端から一つひとつ見ているだけで、あっと言うまに時間の経ってしまう、まるでアリババの洞窟のようなお店です。一番安いものは、木製のビーズ1つ10サンチームから。1ユーロ未満で買えるミニチュアも多数あります。軽くてたくさん買える、ちょっとしたパリ土産におすすめです。
4万点もの商品が待っている、「パン・デピス」の店内。お店周辺にはアンティーク店や古書店も
お店を出たら、パッサージュ・ジョフロワから、北の「パッサージュ・ヴェルドー」、または大通りを挟んで南側の「パッサージュ・デ・パノラマ」へぜひ散策を。
古本屋やフランスの漫画本「BD」専門店、写真店にさまざまなアンティーク店、サロン・ド・テやレストラン……と楽しいお店ばかり。車の通らない道なので、子供と一緒でも安心です。
Pain d’épices
29-31 Passage Jouffroy, 75009 Paris
電話 +33 (0)1 47 70 08 68
営業時間 10時〜19時(月曜12時30分~、日曜12時30分~18時)
定休日 なし(年末年始など除く)
http://www.paindepices.fr