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伝統工芸

日本橋で見つけた、現代の暮らしに取り入れたい老舗の逸品

2019.07.18

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梨園染 戸田屋商店「梨園染 花火」
伝統工芸の染色技でモダンな柄を愉しむ



花火が持つ「刹那の美」を表現し、芸術の域まで高めた梨園染の手ぬぐい。梨園染とは、伝統工芸に指定された染色方法の「注染(ちゅうせん)」のことをいいます。裏表なく染まり、色合いの美しさと風合いが特徴的。季節ごとに出される新柄の新鮮なデザインも魅力です。花火柄、ホタル柄各1500円、風鈴柄、群とんぼ柄各1200円。

梨園染 戸田屋商店 東京都中央区日本橋堀留町2-1-11 TEL:03-3661-9566 営業時間:9時~17時(月~金) 定休日:土曜・日曜・祝日


 

華硝(はなしょう)日本橋店「ぐい呑」
江戸切子発祥の地で愉しむ老舗の技と粋



創業73年の歴史をほこる江戸切子ブランド・華硝。繊細な技術の集大成と言われる中でも、「糸菊つなぎ」と伝統紋様の「矢来」を組み合わせたオリジナルデザインのぐい呑は、現代の食卓にふさわしい江戸切子の新境地を拓くものです。左右下:ぐい呑(クラシックライン)各9250円左右上:オールドグラス(一点物)各3万5000円。

華硝日本橋店 東京都中央区日本橋本町3-6-5 TEL:03-6661-2781 営業時間:10時30分~18時(月~金)11時30分~17時(土・日) 定休日:不定休

 




日本橋・町名あれこれ


今はなき旧町名に江戸時代からの職人の街としての日本橋の歴史を垣間見ることができます。

檜物町/日本橋2丁目3丁目あたり
徳川家康が江戸入府の際、浜松の檜物棟梁がこの地を拝領したことが由来と言われます。

本材木町/日本橋1丁目3丁目付近
江戸城築後その建設に携わった材木商たちが住んだことによる。

元大工町/日本橋2丁目1・2番など
古くは大工が多く住むことから大工町でしたが、その後変遷を経て小間物屋なども多くあったそうです。

箔屋町/日本橋3丁目あたり
箔打職人が多く居住したことが由来。町名としては昭和まで残りました。

その他にも多くの町名が存在しましたが、町名変更や区画整理でその多くが消滅してしまいました。
雑誌『MEN’S EX』とは――
1994年の創刊以来、ファッション&ライフスタイルにこだわる紳士に向けて、スーツをはじめとした本物志向を提案する男性誌。26周年を迎え、衣食住にまつわるプレミアムな情報をお届けします。 公式サイト MEN'S EX ONLINEはこちら>>
表示価格はすべて税別です。
撮影/筒井義昭 野口貴司(San・Drago) 長尾真志 スタイリング/森岡 弘、齊藤知宏(GLOVE) 村上忠正 ヘア&メイク/川原文洋 TOYO(Bello) 赤間久美江 モデル/前川泰之 鈴木 孝 熊沢千絵 小笠原明子 編集・文/長崎義紹、栗田哲也(Paragraph) 文/中村竜也 高橋亜矢子 安岡将文 吉田 巌(十万馬力) まつあみ靖 デザイン/赤石澤宏隆(STAND) 写真提供/アマナイメージズ、アフロ

『家庭画報』2019年8月号別冊付録掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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