美味を知り尽くす「日本橋三四四会」の旦那衆に聞いた、私の行きつけ この店の逸品

４）「利久庵」水谷 弘さん／オススメの逸品

江戸前の仕事のネタがこれでもかと満載
「蛇の市本店」の江戸前ばらちらし

【おすすめのポイント】「アナゴ、漬けマグロ、かんぴょう、煮あさりなどなど15種類以上のきっちりと仕事を施したネタが山盛りで満足度は最高です」。2700円



名付け親は文豪・志賀直哉という名店。江戸前らしく明治22年の創業以来継ぎ足して使われる煮アナゴの煮詰めなど老舗ならではの味を伝えます。また、江戸前の親しみやすさも併せ持ちます。

蛇の市本店　東京都中央区日本橋室町1-6-7　TEL：03-3241-3566　営業時間：11時30分～14時、17時～23時　定休日：土曜・日曜・祝日（12/28～1/5）

５）「蛇の市本店」寳井英晴さん／オススメの逸品

鰻重のタレの旨味の中に歴史を感じます
「高嶋家」鰻重 菊

【おすすめのポイント】「日本橋で鰻といえば自分にとってはここ。あっさりとしつつ鰻の旨味がぎゅっと詰まっています。肝吸いと肝焼きも忘れずに」。4900円



明治8年創業の老舗は、創業以来のタレを地道に継ぎ足しながら、今も味の伝統を守り続けています。しかも「共水うなぎ」というブランド鰻を用いるこだわりで、備長炭で丁寧に焼き上げます。

高嶋家　東京都中央区日本橋小舟町11-5　TEL：03-3661-5909　営業時間：11時30分～14時、17時～21時30分（LO）※土曜ランチのみ　定休日：日曜・祝日

 

６）「高嶋家」鴛尾 明さん／オススメの逸品

肉と野菜のハーモニーは毎日でも食べたい
「肉鮮問屋 佐々木」特上すき焼き

【おすすめのポイント】「さすが肉問屋というクオリティの高いお肉がリーズナブルにいただけるだけでなく、気楽さも併せ持った、日常の名店です」。コース8000円



“寿喜焼”というこの店独自の呼び名の通り、肉が本来持っている旨味、味わいをとことん楽しめる肉問屋直営ならではの美味しさがあります。肉も厳選和牛などグレードにこだわった品揃えです。

肉鮮問屋 佐々木　東京都中央区日本橋本町4-2-3佐々木ビル2F　TEL：03-3241-5296　営業時間：11時30分～13時30分、17時30分～21時（LO）　定休日：土曜・日曜・祝日