8月23日(金)から催される「サントリーホール サマーフェスティバル2019」の目玉として、28日(水)と29日(木)に上演のオペラ『リトゥン・オン・スキン』。一般4000~6000円、学生1000円という求めやすい価格で、世界最高峰の歌と音楽に触れることができます。
チケット詳細はこちら>> 日本が誇るマエストロが登場!
「サントリーホール
サマーフェスティバル2019」
世界のオペラに新風を吹き込み、音楽界を熱く沸かせる指揮者、大野和士さん。
30年来ヨーロッパを活動拠点とし、世界の名だたる歌劇場でその手腕を磨き、2018年秋から新国立劇場オペラ芸術監督に就任。
さらには、東京2020オリンピック・パラリンピックに関連する東京都の一大文化プロジェクト「オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World」を総合プロデュースするなど、国内外から注目を集めるオペラの第一人者です。
大野和士/指揮者。フランス批評家大賞、朝日賞など受賞多数。文化功労者。2017年6月、フランス政府より芸術文化勲章「オフィシエ」を受章。現在、東京都交響楽団およびバルセロナ交響楽団音楽監督、新国立劇場オペラ芸術監督を務める。
驚きのプライス、最高の空間で
一流舞台を気軽に楽しめる
ハードルが高く感じられるオペラ、なかでも難解と思われがちな現代オペラですが、「サントリーホール サマーフェスティバル2019」では、大注目の作品を驚くほど求めやすいプライスで提供。まさに誰もが気軽に楽しめる「音楽の祭典」です。
日本初演『リトゥン・オン・スキン』は
21世紀最高峰の現代オペラ!
オペラの魅力、ヨーロッパ音楽界の今を知り尽くしたマエストロが大絶賛し、満を持して日本に紹介するのが、『リトゥン・オン・スキン』です。
英国の作曲家ジョージ・ベンジャミンによるこの作品は、現代の『トリスタンとイゾルデ』ともいうべく、波乱に満ちた美しくも残酷な物語。
2012年に南仏のエクサンプロヴァンス音楽祭で世界初演されるや、「現代作品の頂点(ル・モンド紙)」「オペラそのものの偉大な瞬間(ル・フィガロ紙)」と話題騒然! 世界中で再演を重ねています。
実力派が集結。左から、アンドルー・シュレーダーさん、スザンヌ・エルマークさん、藤木大地さん大野和士さんが語る
『リトゥン・オン・スキン』の見どころ
「三角関係の恋愛悲劇で、激しい嫉妬あり暴力あり、人間の情け容赦ない深い情念がテーマです。中世と現代の時空を行き来しながら、ゾクゾクするような結末へ……。
アンドルー・シュレーダーは上品な歌い方も猛り狂ったたくましい声も出せるバリトンで、領主役(プロテクター)を。素晴らしいコロラトゥーラ・ソプラノのスザンヌ・エルマークが、内的な野獣性をも表わす歌声で妻アニエス役を。彼女と恋に落ちる少年役はカウンターテナーの藤木大地。
ヨーロッパで活躍中の若き舞台美術家・針生 康(はりう しずか)による、大型LEDビジョンの映像を駆使したとびきり美しい舞台は、示唆に富んださまざまなイメージを喚起してくれるでしょう。このオペラ、見なければ一生損しますよ!」と大野さん。
針生 康さんによる舞台美術にも注目したい(写真は舞台イメージ図)。現代音楽の祭典で“音楽の今”に触れよう
「サントリーホール サマーフェスティバル」は、毎夏30年以上続いてきた革新的な音楽祭。
中でも今年は、大野さんが“いま”聴いてほしい作品を選りすぐった〈ザ・プロデューサー・シリーズ 大野和士がひらく〉に注目が集まります。
8月23日(金)の「大野和士が語る〈現代オペラ〉クロニクル」から始まり、翌24日(土)は「大野セレクションの室内楽」、そして28日(水)、29日(木)には、ご紹介したオペラ『リトゥン・オン・スキン』が日本で初披露されます。
「世界一美しい響き」をコンセプトに作られたサントリーホールで、極上のオペラ体験を。圧倒的な歌声、オーケストラによるドラマチックな音楽、最先端の技術を駆使した舞台装置など……五感のすべてが刺激され、時空を超えた壮大な物語に酔いしれる総合芸術ともいえるオペラ。
世界の最前線で活躍する音楽家たちによる現代の感性がきらめく空間で、心揺さぶられる感動の90分間を、ぜひご自身で体感してください。
オペラ『リトゥン・オン・スキン』
※
「サントリーホール サマーフェスティバル 2019」の詳細はこちら>> Information
サントリーホール
サマーフェスティバル 2019
~サントリー芸術財団50周年記念~
ザ・プロデューサー・シリーズ
大野和士がひらく
ジョージ・ベンジャミン
オペラ『リトゥン・オン・スキン』
[日本初演]
日時:2019年8月28日(水)、29日(木)
19時開演(18時20分開場)
会場:サントリーホール大ホール
セミ・ステージ形式
台本:マーティン・クリンプ
英語上演、日本語字幕付
指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団
プロテクター:
アンドルー・シュレーダー(バリトン)
妻・アニエス:
スザンヌ・エルマーク(ソプラノ)
第1の天使/少年:
藤木大地(カウンターテナー)
第2の天使/マリア:
小林由佳(メゾ・ソプラノ)
第3の天使/ヨハネ:
ジョン・健・ヌッツォ(テノール)
舞台総合美術:針生 康
チケット:
S席6000円 A席5000円 B席4000円 学生1000円
主催/サントリーホール
制作協力/東京コンサーツ
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会 構成・文/ルロワ 河島 裕子