――俳優としての展望を聞かせてください。
「面白いこと……それは僕の中では、ポジティブだったり、明るく笑えることだったりするんですが、そういうことはずっとやっていきたいですね。舞台にも年に一度は必ず立ちたい。お客さんの反応で自分の力量が明白にわかるから、プレッシャーもすごく感じるし、ある種いちばん厳しい場所ではあるんですけれども、人前で芝居をすることは、自分を確認するうえでも大事なこと。やらないと体調が崩れるというか、調子が出ないというか、そんな風になってきました(笑)」 ――今回の公演も楽しみですね。自分が言い出したことが実現するわけですし。
「はい。古田新太さんや池田成志さんといった先輩方にも“楽しみだな”とか“この顔ぶれは、ずるいよね”とか“チケット売れなきゃいいのに”とか(笑)、色々言ってもらってます。これを機に僕と同年代とか下の世代も、ガンガン舞台をやったらいいのに……と思いますね。演劇って一度でも観たら、絶対に何かしら胸に響くと思うんですよ。演劇に触れてこなかった人にも足を運んでもらえるように、頑張りたいです」 ※サイン入りチェキのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。
賀来賢人/Kento Kaku
俳優
1989年、東京都出身。2007年に映画『神童』でデビュー。09年に映画『銀色の雨』で初主演。映画、テレビ、舞台など幅広く活躍し、今年はテレビドラマ『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ)、『わにとかげきす』(TBS)、『連続ドラマW アキラとあきら』(WOWOW)、ミュージカル『ヤングフランケンシュタイン』などに出演。映画『斉木楠雄のΨ難』が10月21日より、『ちはやふる-結び-』が18年に公開予定。
魅力的な顔ぶれが揃う。上段右端が、出演もする作・演出の赤堀雅秋さん。撮影/三浦憲治
M&Oplaysプロデュース『流山ブルーバード』12月8日~27日 下北沢 本多劇場全席指定7000円(税込) U-25チケット4500円 ※10月7日より一般前売り開始。作・演出/赤堀雅秋 出演/賀来賢人、太賀、柄本時生、若葉竜也、小野ゆり子、宮下今日子、駒木根隆介、赤堀雅秋、平田敦子、皆川猿時2018年1月に島根、大阪、広島、浜松、東京・大田区でも上演。http://mo-plays.com/bluebird/舞台『流山ブルーバード』の宣伝映像。千葉県の流山市を舞台に、町でくすぶる人々と、そこに見える一縷の希望を描くという。