控えめな色味でまとめた柄が大人の装いに映える。ウール100%。左・グレーベージュを基調にしたシックな柄。ストール(70×190㎝)1万6500円 右・スモーキーブルーで顔周りを明るく。ストール(100×190㎝)2万1000円/ともにイヌイトゥーシュ(プレインピープル青山 電話03-6419-0978)大きな柄&張り感のある素材が映える
柄は、小柄よりも大柄のほうがシンプルな洋服を引き立ててくれるし、甘くならず、格好いい印象に仕上がります。
素材は、シルク100%よりも、ウールやカシミア混で、張り感がありつつ、シワになりにくいものが使いやすいですよ。
サイズは、首に一巻き、もしくは巻かずに垂らしても長すぎないくらいがベストです。
レオパードとカムフラージュに
要注意!
私も含めて、迷い世代では、柄というとレオパード柄とカムフラージュ柄に惹かれる時期があります(もちろん人によりますが)。
たぶん、花柄のようなフェミニンなテイストに飽きがきて、他の柄にトライしたいなという気分になったときに、レオパード柄やカムフラージュ柄の持つ力強さや迫力が魅力的に見えてしまうみたい(笑)。
確かに、この2つの柄には他にないパンチがあります。「パンチのある柄を着たい!」という気持ち自体は、あなた自身がエネルギーに満ちている証拠ともいえるでしょう。
でも、その柄の持つ「迫力」が年齢と妙にリンクして、逆に老けて見えたり、品がなく見えたりすることもあるので、身につけるときは注意が必要です。
ストールは顔まわりにくるので、印象にダイレクトにつながります。自分好みの色の延長線にあるトーンを死守して、奥行きのあるスタイルに仕上げてほしいと思います。
次回もお楽しみに!
▼迷い世代に効く! お洒落のTIPSは下のフォトギャラリーから▼
記事一覧はこちら>> おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
価格は税抜きです。 撮影/大見謝 星斗 イラスト/大橋美由紀 編集協力/湯澤実和子