『円山応挙から近代京都画壇へ』
重要文化財 円山応挙《松に孔雀図》(全16面のうち4面)1795(寛政7)年 兵庫・大乗寺蔵
東京展のみ 通期展示18世紀に京都に円山応挙が登場するまでは、型を重んじるやまと絵や現実とは異なる名所絵、山水の世界を基本とした中国画が主流だった。
山や川、滝など実際の場所を好んで描き、その臨場感まで写し取ろうとした応挙の写生画は一世を風靡し、円山派を確立。続いて、応挙に師事した呉春によって四条派が興る。
本展では、こうした円山・四条派の誕生から、その姿勢を受け継ぐ竹内栖鳳、上村松園ら昭和初期の画家までを紹介する。応挙最晩年の作を含む大乗寺襖絵の再現展示も見もの。前後期で展示替えあり。
表示価格はすべて税込みです。
『家庭画報』2019年9月号掲載。
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