夏の風物詩のそうめんですが、「毎日食べすぎて飽きた……」「そうめんだけだと栄養が偏らないか心配……」というみなさんのために、「分とく山」総料理長・野﨑洋光さんに変わり種レシピを教えてもらいました。
トマトジュースと薄口醤油がつゆ代わり。そうめんの上にも一口大のトマトを乗せた「トマトそうめん」です。トマトには旨み(グルタミン酸)があるので、これは立派な“だし”です。そのまままでは濃厚すぎるので、水で割るとちょうどよくなります。
具にした生のトマトはみずみずしくて体がシャキッとするとともに、免疫力を高めるリコピンやビタミンCがたっぷりとれますよ。さらに、みょうが、新しょうが、大葉などの薬味をたっぷり乗せて召し上がれ。
付け合わせには「セロリととうもろこしのあられ和え」を。シャキッとした歯触りと苦みが特徴のセロリと、濃厚な甘みのとうもろこしの和えもの。食感のよさと明快な味が、全体のアクセントになります。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 2人分】
・そうめん(乾麺) 4束(200g)
・トマト 1個
・みょうが(小口切り) 2個分
・新しょうが(細いせん切り) 1片分(20g)
・大葉(手でちぎる) 5枚分
・つゆ [トマトジュース(食塩無添加) 200cc/水 100cc/薄口醤油 大さじ1強]
【作り方】
1:ボウルにつゆの材料を入れて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。
2:トマトは熱湯に浸けて皮を湯むきし、一口大に切る。
3:そうめんをゆでて冷水にとり、氷水で締める。水気をきって器に盛り、1をかけて2とみょうが、新しょうが、大葉をのせる。