夢があれば年も忘れる。自宅でサロンコンサートを
【90歳で2階建ての家を新築】長年住み続けた築80年の木造平屋を2階建てに新築。階段の上り下りで足腰も鍛えられた。1階のリビングルームには、ドイツから持ち帰った2台のグランドピアノが。サロンコンサートの実現が待ち遠しい。好奇心の強さと年齢を忘れた行動力も、室井さんの元気の源です。「難しそう、大変そう」より「面白そう、やりたい」気持ちが勝ち、年だからとあきらめることがないのです。
たとえば、80代半ばでパソコンに挑戦したこと。自身のブログを立ち上げて音楽の素晴らしさを発信しています。
極めつきは90歳で平屋から二階建てに自宅を新築したこと。理由を聞くと「二階で寝てみたかったのよ」とさらりと答えます。
そして一階には大きなリビングルームが。「自宅でサロンコンサートを開くのが夢なの。お茶とケーキをお出しして、和やかな雰囲気の中、私のトークと演奏で音楽の素晴らしさを感じていただけたら、きっと楽しいんじゃない?」
2階建てに新築した、室井さんのご自宅 【80代半ばでパソコンに挑戦】“面白そうだから”と始めたパソコン。「すぐに私のいうことを聞かなくなるのよ」と不満をもらしつつも、ブログで音楽の魅力を発信。室井摩耶子さんの“生涯現役”3か条
1.年齢を忘れる目的や夢があれば、年齢なんて気にする暇がない
2.鈍感力を持つ本当に大事なこと以外は、「人は人」と気にしない
3.好奇心を忘れない「難しそう」より「面白そう」を優先させる
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/鍋島徳恭 ヘア&メイク/矢野トシコ〈SASHU〉 スタイリング/松田綾子〈オフィス・ドゥーエ〉 取材・文/浅原須美
『家庭画報』2019年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。