茶茶の間流
シングルオリジンの楽しみ方
●茶葉
まず茶葉の香気を楽しみます。「青い鳥」はマスカットを思わせる爽やかな香りと、丁寧に製茶された証のつやと深い緑色が特徴。おいしいお茶は茶葉をそのまま食べても楽しめるので、少量を食べてみてもいいでしょう。
●一煎目 冷水で
茶葉の表面の香りと甘みを味わう低温で時間をかけて浸出し、製茶技術によって生まれる香りとうまみを楽しみます。
急須に茶葉8グラムを入れ、揺すって平らにならします。氷水をピッチャーから湯冷ましへ約3回往復させて空気を含ませます。30mlを茶葉全体が浸るように回し入れ、約3分おいて葉がふっくらほどけてきたら注ぎます。
●二煎目 熱湯+氷で
揮発性の爽やかな香りを楽しむ茶葉の生育環境と製茶技術の両方によって生まれる香りと味を楽しみます。
急須に熱湯約50mlを少し高いところから回し入れ、葉の内側のうまみを引き出し、すぐに氷4~5個(約80ml)を入れて急冷し渋みが出るのを止め、約3分おきます。葉がしっかり開いたら、氷を入れた白ワイン用のグラスに注ぎます。
●三煎目 熱湯で
茶葉の奥深い味わいを感じる茶葉の奥に眠る味わいや香りを引き出して楽しみます。
急須に熱湯150mlをやや高い位置から回し入れ、約15秒おきます。葉が大きく開いて香りが立ったらカップに注ぎます。茶葉によっては三煎目と同様に四煎目を淹れ、余韻を楽しむのもおすすめ。
Information
表参道 茶茶の間
東京都渋谷区神宮前5‒13‒14
〔特集〕新しい楽しみ方が続々と「日本茶」進化する美味(全4回)
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/大泉省吾 本誌・武蔵俊介 取材・文/井伊左千穂
『家庭画報』2019年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。