マリネした豚肉を“焼きつけ”ます!
中村:豚肉をマリネしたまま30分くらい冷蔵庫に置いてもいいんですが、よくもみ込んだらそのままフライパンで焼いてOK。豚肉に少し焦げ目がついて香ばしい方がいいので、炒めるというよりは、しっかり焼きつけるようなイメージで火を通します。
食欲を刺激される、芳ばしい爽やかな香り
加藤:うわ、レモングラスが効いたいい香り! そしておいしそう!
中村:そのまま食べてもおいしいですよ。パンに挟むとバインミー(バゲットを使ったベトナムのサンドイッチ)になります。
ベトナム料理には、炒め玉ねぎを忘れずに
加藤:白いご飯にも合いそうですね。今、週の半分くらい自炊しているので、早速、家で作ってみます。
中村:そのときは、お肉にトッピングするフライドオニオンもぜひ。ベトナム料理によく使われる炒め玉ねぎで、ポイントは玉ねぎが飴色になるまで炒めずに、シャキッとした食感を少し残すこと。ベトナムでは一度にたくさん炒めて冷蔵庫で保管して、ありとあらゆる料理にのせるんですよ。
野菜は食べやすい大きさに
中村:続いて、麺にお肉と一緒にのせる野菜、レタスときゅうりとトマトを切ります。レタスはザクザクと1㎝幅くらいに。私、このレタスを切る音が大好きで、延々切っていられるの(笑)。切ったら洗って、しっかり水を切ります。
加藤:やっぱりスピナーはいいなあ。楽に水がきれますね。
水きりをしっかり。味がぼやけません
中村:うちの料理教室では最初に買ってもらうんですよ。サラダは毎日食べるものだし、野菜がびちゃびちゃだと、せっかくのドレッシングが生きませんから。
加藤:確かに。ここには他にもいろいろな調理器具があって、本当に羨ましいです。
つゆのポイントは、きりっとした酢
中村:次につゆを作ります。ボウルに砂糖大さじ2、ナンプラー大さじ2、酢大さじ2、にんにくひとかけと唐辛子を半分に切ったものを、味を見ながら水を適量加えます。ナンプラーはメーカーによって濃さが違っていたりするので、味見はとても大事。麺と野菜で薄まるので、少し濃いめにしておくといいですよ。
加藤:おっ、お酢が効いていて、さっぱりとしておいしいですね! これだけでも飲めちゃう感じ(笑)。これは何のお酢なんですか?
中村:ベトナム人の先生によると、日本のお酢は甘いらしくて、私はフィリピン産の米酢を勧められました。りんご酢で代用することもできます。