『アートのお値段』
かつては評価の定まった物故作家の作品が中心だったオークション。
だが、最近では現役作家の作品が100億円で落札されるなど、その主流は現代アートに移り、アート市場は空前のバブル期を迎えている。
今やアートは株や不動産同様、投機の対象となっているが、そもそもアートはどんな目的で売買され、その値段や価値はどのように決まるのか。
多くの人が心中抱いているそんな疑問を美術界の有力者たちに問いかけながら、アートとお金の関係の可視化を試みる興味深いドキュメンタリー。
『アートのお値段』
2018年 アメリカ映画 98分
監督/ナサニエル・カーン
出演/ラリー・プーンズ、ジェフ・クーンズ、エイミー・カペラッツォ、ステファン・エドリス
公式URL:
http://artonedan.com/2019年8月17日より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開 取材・構成・文/塚田恭子
『家庭画報』2019年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。