フィンランド陶芸の傑作が来日中
《聖体祭》1952~53年アラビア製陶所 86×138センチ『フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア
─コレクション・カッコネン』
フィンランド工芸の世界的コレクター、キュオスティ・カッコネン氏の所蔵作品130件が来日する巡回展が大阪でフィナーレを迎えている。
ブリュックをはじめ1950年代、60年代に活躍した個人作家の作品を中心に、フィンランド陶芸を黎明期から体系的に紹介。
また、フィンランドが誇るテキスタイルブランドによる『マリメッコ・スピリッツ フィンランド・ミーツ・ジャパン』が同時開催。
大阪会場のために特別に設計された“マリメッコ茶室”にも注目が集まる。
開催中。〜2019年10月14日まで
住所:大阪市立東洋陶磁美術館大阪市北区中之島1-1-26
TEL:06(6223)0055
URL:
http://www.moco.or.jp《蝶》1957年 50.5×37.8×5.6センチ
(c) Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation,EMMA-Espoon modernin taiteen museo.
写真:Ari Karttunen / EMMA『ルート・ブリュック展 蝶の軌跡』
ブリュック没後20年となる2019年、彼女の約50年にわたる制作活動の全貌を紹介する日本で初めての展覧会。
エスポー近代美術館に寄託されているタピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団のコレクションからの出品を中心に、各時代を代表する177点のセラミック作品から最初期のイラストや版画、釉薬の試作、石膏型、テキスタイルの色見本、大型レリーフの素描まで、制作を支える貴重な資料を展示する。
2019年9月から始まる伊丹会場では、小林聡美さんによるトークイベントを開催。詳しくは公式サイトへ。
2019年9月7日~10月20日
住所:伊丹市立美術館兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
TEL:072(772)7447
URL:
https://rutbryk.jp/2020年は岐阜県現代陶芸美術館、久留米市美術館、新潟県万代島美術館を巡回予定。 〔特集〕愛されるデザインと心豊かな時間「北欧の美しき暮らしを訪ねて」(全10回)
撮影/本誌・坂本正行 スタイリング/藤谷のりこ(小林さん) ヘア&メイク/北 一騎〈Permanent〉(小林さん)コーディネート/森下圭子 取材協力/フィンエアー、ホテル ヘイブン、ヘルシンキ・マーケティング、ヴィジット・ポルヴォー
※電話番号の358はフィンランドの国番号です。日本から電話する場合は最初に国際電話会社の番号、次に国際電話識別番号010(auからは不要)を加えてください。1ユーロ=121.80円(2019年7月11日現在)
※施設の最新情報は各HPを参照されるか、または直接各施設にお問い合わせください。
『家庭画報』2019年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。