平成30年度文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門大賞やATP賞グランプリなど、様々な賞を受賞した昨年7月期のNHKドラマ『透明なゆりかご』では、産婦人科医・由比朋寛を好演した。――プライベートで何か挑戦したいことはありますか?「田舎育ちなので、子どもの頃は山とか田んぼで遊んだりしてたんですけど、大人になってからの趣味はデザインとか絵を描くとか、どちらかと言うと屋内でやれることが多いんですね。なので、もうちょっとアクティブに、自然や文化、人と触れ合うようなことがしたいです」
――演じるときにいちばん大事にしてることは何でしょう?「“自分より相手”ということですかね。会話も芝居も相手あってのものなので。昔は自分のことで精一杯だったんですけど、今は台詞だけ覚えていって、あとは場所とか相手でどうとでもできるように心がけています。自分の台詞や芝居で相手の心や体が動いて、それによって自分の心が動いたり、実際に画にも動きが出てくるのが面白くて。現場で見ていても、相手を動かせるような役者さんはやっぱりすごいなと思うし、そういう役者になりたいです」
――まさに芝居の醍醐味ですね。今回は2度目のKERA作品。前回よりも余裕があるのでは?「そうですね。1度経験して、脚本がやってくるペースとか演出についてはわかっているし、前回ご一緒した皆さんもいらっしゃるので、そういった意味では安心です。多部(未華子)さんをはじめとする役者陣と演奏家の人たちのほかに、ダンサーさんにも加わってもらうようなことをKERAさんが話していたので、結構大人数の舞台になるのかなと思ってます」
――今いちばん楽しみなのはどんな点ですか?「カフカが題材で、カフカが入っていたサナトリウムが舞台になると思うので、結構精神的に追い込まれるような気はしているんですね。頭抱えちゃうことも多いのかなって。なので、それをどう乗り越えるかというのが課題であり、楽しみなところです。観てくださる人たちには、難しい作品なんだろうなと身構えて欲しくないので、楽しんでもらえるポイントみたいなものを早く発見して、取り組んでいきたいです。どんな作品になるのか、ぜひ確かめにいらしてください」
瀬戸康史/Koji Seto
俳優
1988年、福岡県出身。2005年に芸能界デビュー。近年では、数々の賞を受賞したNHK『透明なゆりかご』や映画『寝ても覚めても』への出演、また主演舞台『関数ドミノ』の演技で第72回文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞するなど、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍。出演映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』が2019年9月13日より公開の予定。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』11月7日~24日/KAAT神奈川芸術劇場 ホール S席/9500円 A席/7500円 U24チケット/4750円 高校生以下チケット/1000円 シルバー割引/9000円 お問い合わせ/チケットかながわ 電話0570-015-415 ※8月24日より前売り券一般発売
11月28日~12月1日/兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 12月14日・15日/北九州芸術劇場 中劇場 12月20日~22日/穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
振付/小野寺修二 映像/上田大樹 音楽/鈴木光介
出演/多部未華子、瀬戸康史、音尾琢真、大倉孝二、村川絵梨、谷川昭一朗、武谷公雄、吉増裕士、菊池明明、伊与勢我無、犬山イヌコ、緒川たまき、渡辺いっけい、麻実れい ほか 演奏/鈴木光介(Tp)、向島ゆり子・
高橋香織(Vn)、伏見 蛍(Gt)、関根真理(Per)
https://www.kaat.jp/d/DrHoffman 瀬戸康史さんからサイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント!
【応募方法】 サイン入りチェキの応募締め切りは2019年9月23日(火) 9時00分です。 下記応募フォームに、必要事項を入力してください。なお、ご応募は、お1人様1回限りとさせていただきます。 複数回のご応募は、無効とさせていただくことがございますのでご了承ください。 当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。編集部へのお問い合わせはご遠慮ください。 たくさんのご応募、お待ちしています!
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