どれだけ同じ時間を共有できたかは画面を通じて伝わる
殺人事件の容疑者・三隅(役所広司)とその弁護士・重盛(福山雅治)を中心に描かれる心理サスペンス映画『三度目の殺人』。満島真之介さんは、ほぼ死刑確実といわれる三隅をなんとか無期懲役にしようとする重盛を助手として支え、共に調査を進める若手弁護士・川島を演じています。
「今まで福山さんの相棒は女性が多く、男のパートナーは珍しいと思うんですよ。それもあって、撮影のときは福山さんの懐にスッと入ることが大切だなと思い、素直に自分を出していきました。僕は初日を北海道で迎えたんですけど、その日にはもう仲よくなってましたよ。それからずっと一緒の時間を過ごして、どんどん関係も深まりました。それは画面を通しても伝わります。それが人を惹きつけるんだろうし、説得力も出る。セリフにはないメッセージも伝えてくれるんじゃないかなって思います」
劇中の重盛と川島の関係性は、満島さんと福山さんの関係に近いものがあるという満島さん。その理由は、満島さんが川島を演じる際に意識していたことにありそうです。