貫地谷さんが改めてお芝居の難しさを感じたシーンとは……
結婚し、母になった夢都子は、ドリームランドへ。そこでは原作にはない、 母(木村多江)と交わすセリフも。その中に、貫地谷さんいわく「すごく晴れやかなわけではないけど、 夢都子の中では一つ霧が晴れるみたいな」シーンがあります。その後の「ただいま」と自宅の門をくぐる シーンも含めて「すごく難しかった」という貫地谷さん。 「菊地(健雄)監督がすごくこだわっていて。ちょっとしたしぐさの違いというかニュアンスというか、 そういうものを何回か撮り直しました。門をくぐるシーンはドリームランドのシーンを撮る前だったので、 自分がどういう感じになるのかわからない状況で。ずっとそういう中で仕事をしてきているんですけど、 改めてお芝居って難しいなと思いました」菊地監督の現場は「妥協がないぶん大変ですけど、映画を作る熱意にあふれた素敵な現場だったなって今、思っています」。