夢都子が願うのは、見ていてもらうこと
先週お届けした大東駿介さんへのインタビューでも聞いた、十字架に祈る願い事を、貫地谷さんにもぶつけてみました。 大人になる前の夢都子なら、「ドリームランドに行きたいってことはもちろんあるでしょうけど……。 やっぱり“見ていて”ってことかな」と貫地谷さん。ドリームランドで夢都子が母に対してつぶやく言葉があります。 そこにもやはり、自分を見ていてほしかったという気持ちが込められていると思うと貫地谷さん。 「子供ってお母さんが見ていてくれるとすごく喜ぶじゃないですか。でも、夢都子のお母さんは、優先順位が おばあちゃんになってしまっていて。もちろん、そのおばあちゃんが死んだときに同じ気持ちを共有できなかった 寂しさもあるんですけど、それだけではなくて積み重なったものが言葉になったんじゃないかなと思います」
完成した作品を観たのはまだ1回だけで、「自分の粗探しばっかりしてしまって。でも、間違いなく大切な時間が詰まっていました」。
