【作り方】
1:香味野菜入りトマトソースを作る。ピュアオリーブ油でにんにくと赤唐辛子を弱火で炒める。香味野菜をすべて加え、木べらで混ぜながらじっくり10分ほど炒める。野菜の水分が抜けて写真のようにやせた状態になれば炒め上がり。
2:ホールトマトを加えて中火で煮立たせる。木べらでトマトをつぶしながら10分煮る。写真下はできあがり。密封して冷凍庫で1か月保存可能。
3:パプリカは横に2cm幅に切る。玉ねぎは1cm厚さのくし形切りにする。なすとズッキーニは厚さ1cmの輪切りにする(なすは水にさらさなくてよい)。トマトは皮を湯むきして種を除き、ざく切りにする。にんにくはみじん切りにする。赤唐辛子は中の種を除く。パルミジャーノチーズはすりおろす。パスタをゆでるたっぷりの湯をわかす。盛り皿は使う前に温める。
4:カポナータを作る。鍋にピュアオリーブ油を熱し、パプリカ、ズッキーニ、なすを入れてしんなりするまで炒める。玉ねぎと塩小さじ1/2を加え、蓋をして弱火で7分蒸し煮する。トマトを加えて蓋をし、火からはずしてそのまま冷ます。
5:パスタをゆで始める。
6:フライパンにピュアオリーブ油、にんにく、赤唐辛子を入れて炒める。4の半量、2の香味野菜入りトマトソース200g、パスタのゆで汁50ccを加え、ひと煮立ちしたら火をとめる。
7:パスタのゆで上がりに合わせて6に火をつけ、ゆだったパスタを加え混ぜる。ゆで汁30~50cc、塩小さじ1/4、エクストラヴァージンオリーブ油、チーズを加えて「ぐるぐる混ぜ」し、ソースを乳化させる。
「アガペ カーザマナカ」オーナーシェフ、真中陽宙さんの『PASTA』は、基本のトマトソース、オイルソースからクリーム系、煮込みソース、ニョッキ、リゾットまで、パスタ料理全100レシピ収録の決定版。「ちょっとしたことだけど、とても大事」というプロのテクニックも余すところなく紹介しています。
真中陽宙(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/白根正治