劇団退団後は、休学していた東京都立大学に復帰。表象言語を専攻し、無事に卒業した。――そんな柿澤さんの今の夢は何でしょう?「日本の作品の海外公演に、また参加してみたいですね。僕はこれまで『海辺のカフカ』と『デスノート THE MUSICAL』で海外に行かせてもらったんですが、お客さんの反応が日本とはまた全然違っていて、それだけでも貴重な経験になりました。もちろん、両作品とも原作自体の知名度が高かったことがあるとは思うんですけど、『デスノート THE MUSICAL』の台湾公演のカーテンコールなんて、キャーキャー黄色い声が飛んで、ちょっと勘違いしちゃうくらいすごかったですから」
――現在、31歳。どんなふうに年を重ねていきたいですか?「元気ではいたいですね。理想像としては……たとえば、吉田鋼太郎さん。6月に地方ロケで一緒だったんですけどメチャメチャ元気で、僕ら若い俳優と明け方まで飲んで芝居の話をしていたのに、朝には現場でちゃんと芝居をしている。こっちのほうがグロッキーで、撮影の後ちょっと横になってると、鋼太郎さんからまた呼び出しがかかるんです(笑)。古典劇や映像のほかに、ミュージカルや立ち回りもできるし、実はギターもすごく上手で、家にお邪魔するとギター片手にずーっと歌ってる。カッコイイ60歳だなあと思いますね」
――鋼太郎さんのように、いずれは演出もやってみたいと?「やってみたい気持ちはあります。でも、演出って大変じゃないですか。芝居だけじゃなく、照明や舞台美術、音楽の知識もないと務まらない。興味はあるんですが、ちゃんと勉強しないと無理ですよね、きっと」
――今回の舞台では、どんな点がいちばん楽しみですか?「やっぱり三谷さんがイメージする若き日のシャーロック・ホームズの物語を、みんなでもがきながら、楽しみながら、どうつくっていけるかですね。シャーロック・ホームズだって、最初から天才的な頭脳で事件をどんどん解決していくカッコイイ名探偵だったわけじゃない。人間的にもまだまだ未熟で、挫折もすればコンプレックスも抱えている。そんなシャーロックも愛していただけたら嬉しいです。そう来たか!と思うような展開もあったりしますので、どうぞお楽しみに!」
柿澤勇人/Hayato Kakizawa
俳優
1987年、神奈川県出身。2007年に劇団四季公演『ジーザス・クライスト=スーパースター』で初舞台。翌2008年から立て続けに主演を務める。2009年末に同劇団を退団し、2011年からホリプロに所属。日本テレビ系『ピースボート -Piece Vote-』でテレビドラマ初出演、『カイジ2』で映画初出演を果たす。中川晃教とのWキャストで主演のヴィクター・フランケンシュタインを務めるミュージカル『フランケンシュタイン』が、2020年1月
~2月に上演予定。
『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』9月1日~29日/世田谷パブリックシアター S席/9800円 A席7800円 お問い合わせ/ホリプロチケットセンター 電話03-3490-4949
10月3日~6日/大阪・森ノ宮ピロティホール 10月12日・13日/福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール
作・演出/三谷幸喜
出演/柿澤勇人、佐藤二朗、広瀬アリス、八木亜希子、横田栄司、はいだしょうこ、迫田孝也 音楽・演奏/荻野清子
https://horipro-stage.jp/stage/sherlockholmes2019/ 柿澤勇人さんからサイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント!
【応募方法】 サイン入りチェキの応募締め切りは2019年9月30日(月) 9時00分です。 下記応募フォームに、必要事項を入力してください。なお、ご応募は、お1人様1回限りとさせていただきます。 複数回のご応募は、無効とさせていただくことがございますのでご了承ください。 当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。編集部へのお問い合わせはご遠慮ください。 たくさんのご応募、お待ちしています!
応募する>>> ※個人情報の取り扱いについて ご記入いただいた個人情報およびアンケートの回答は、㈱世界文化社にて管理し、当選の通知に利用するとともに、個人が特定できない統計データとして、よりよい誌面・サイトを作るため、および弊社のマーケティング活動のための参考資料とさせていただきます。利用目的にご同意のうえ、お申し込みください。当選の権利は、ご当選者様本人にのみ帰属し、第三者への譲渡・換金・転売等は一切出来ません。また、賞品の転売行為は固く禁止させて戴きます。