イトギクの繊細さが際立つ、清楚なお悔やみのアレンジ

11月5日の贈り花

清楚な白花を集めてお悔やみのアレンジに

お悔やみの花のオーダーをいただきました。お店にはこれから旬を迎えるキクやマムが揃っています。その中から繊細な白のイトギク、白から黄緑色のグラデーションが美しいマムを選び、カラーやダイヤモンドリリーの白花を加えました。

白のイトギクは「伊都の鼓（イトノツヅミ）」という品種で、福岡県糸島市の「JA糸島」のオリジナルイトギク「伊都シリーズ」の一つ。長く細い花びらが繊細さを感じさせ、しかも動きもある魅力的なキクです。この個性的なキクが加わると花色が少なくても表情豊かなアレンジになります。


お悔やみの花だからこそ、贈られた方が「素敵!」と感じるような、ほかとは少し異なる個性的なアレンジをお届けしたいといつも思います。秋には美しく個性豊かなキクの仲間が揃うので、積極的に利用しています。

【使用花材】
イトギク 伊都の鼓
マム ゼンブラライム
カラー クリスタルブラッシュ
ダイヤモンドリリー ウエディング
ゼラニウム
紅葉ヒペリカム

贈り花のヒント
今回は、つい先日亡くなられた方の供花と伺い、花色に白、そしてお悔やみの定番花のキクをメインに選びました。亡くなられてから少し時間が経過している場合は、残された家族を元気づけられる優しく明るい花色を使うこともよくあります。最近では葬儀の花祭壇もすっかり定着し、花色にそれほどこだわる必要はなくなっていると思います。ただ、きちんと供養の気持ちを伝えたい場合には、白い花を使い、花形などで個性を表現するのがおすすめです。

下の写真をスワイプしてご覧ください。