the pillowsにどんどんハマッていく祐介と自身がシンクロ
誰もが抱いたことがあるだろう苛立ち、焦り。その只中にいる祐介は、「観てくださる方のパーソナルな部分に食い込んでいけるように、エネルギーを持って演じないともったいない役」と岡山さん。そんな岡山さんを主演に迎えることに決まり、「主演は岡山天音くん! うれしい!」とコメントした山中さんとは、特に役についての話はしていないそうですが、「とても忙しかったと思うんですけど、極力(映画の撮影)現場に来てくださっていて。さわおさんにはthe pillowsのお話をいろいろ聞きました」。
バンドの存在は10代の頃から知っていて、楽曲を聴いてもいたという岡山さんは、「撮影中も『ザ・ピロウズ ハイブリッド レインボウ』っていう劇中にも出てくる本を読みながら、撮影以外のところでも曲を聴きながら」祐介さながらの生活を送っていたそうで、そこに山中さんのお話も加わって、the pillowsにどんどんハマッていく祐介と自身がシンクロしていた部分も。また、「感情とか気分って、自分でコントロールできるようでいて、しづらいものだと思うんです。音楽にはダイレクトに感情や気分を動かしてくれるツールみたいな側面もあって。仕事に行く前に聴いたり、浮き沈みのある気分を音楽で盛り上げたり。力をもらっています」と話し、音楽に励まされたり背中を押されたりする気持ちがわかるといいます。
「元気なときはスローテンポな曲、精神的なスタミナ切れのときは、盛り上げるために明るい曲やパワフルな曲を聴くことが多いですね」