好きな人の好きなことを知りたいって、すごく素敵な感覚
祐介がthe pillowsに興味を持った、その入り口は実は女性。心を寄せるユカリ(後東ようこ)が着ていたTシャツのキャラクターからthe pillowsの存在を知り、初めて足を運んだライブ会場でユカリの姿を見かけ……。そんな入り方も「素敵ですよね」。
「好きな人の好きなことを知りたいって、すごく素敵な感覚だと思います。僕自身には、そういうことはないですけど(笑)。友達ならあるかな。友達になっている時点で趣味だったり感覚だったりリズムがどこかで重なっているので、友達が好きなものを好きになったりすることはけっこうありますね」
祐介の背中を押したものは、音楽のほかにもう一つ。人です。岡山さんも「今、周りにいる人や、いろいろなきっかけをくれた人がいなかったら、全然今の自分にはなれていなかった。人からもらうものによって行き着ける場所は全然違うと思うんですよ」といい、自身への影響が大きいのは所属事務所のスタッフだと話します。
「作品が変わるとスタッフも共演者も変わっていく中で、(事務所のスタッフは)ずっと近くにいて、ずっと一緒に仕事してきていて。表に立ってお芝居するのは僕ですけど、例えば祐介にしても、いろいろなアブローチがあって、どういう祐介にしていくか、演じる中で何をチョイスするかみたいな話もしてくれたり、聞いてもらったりするので、けっこう助けられています」
カメラマン・虻川(岡田義徳)に弟子入りする祐介。「僕もですけど、祐介も恵まれていますよね。ちゃんと引っ張ってくれる人がいて」