標準和名の「テナガエビ」は、よく居酒屋で「川エビの唐揚げ」として出されるあの小さなえびですが、ここで「手長えび」と呼んでいるのは、あかざえびや、ヨーロッパアカザエビのイタリア名であるスカンピなど。
これら手長えびの身は上品な甘みがあってぷりぷりの食感です。今日は殻やみそからもしっかりうまみを煮出し、パスタで手長えびの魅力を味わいつくしましょう。
甲殻類にはにんにくの香りがとてもよく合うので、手長えびを炒める際にみじん切りにしたにんにくを加えますが、あらかじめピュアオリーブ油ににんにくを漬けて香りを移したものを使うのもよいでしょう。またみじん切りが面倒なら、つぶしたにんにくにオリーブ油をかけたものでもかまいません。「アガペ カーザマナカ」真中シェフの『PASTA』より。
【材料 2人分】
・パスタ(リングイネ) 140g
・手長えび(あかざえび、スカンピ) 6尾
・ホールトマト(缶詰) 実2個(90g)
・にんにく 1かけ(6g)
・赤唐辛子 1/2本
・白ワイン、コニャック 各大さじ1
・ピュアオリーブ油 適量
・エクストラヴァージンオリーブ油 大さじ1
・パセリのみじん切り 大さじ2
・塩 小さじ1/3
・パスタをゆでるときの塩 湯の重量の1%
・パスタのゆで汁 約120cc