ご飯がすすむ、保存がきく、他メニューにも使い回せる。常備菜に求められる三要件を満たすマルチプレーヤー、それは「牛肉のしぐれ煮」。そうそう、お弁当のおかずにも活躍してくれますよね。今日は明日は、テレビでもおなじみの人気料理人・野﨑洋光さんの牛肉のしぐれ煮とそのアレンジレシピをご紹介します。
しぐれ煮のポイントは、まず牛肉をさっと熱湯に通して霜ふりにし、あくや臭みを取ること。そして調味料と霜ふりにした牛肉を鍋に入れたら、途中で引き上げることです。煮汁を別に煮詰めてから最後にさっとからませることで、牛肉をしっとり仕上げることができますよ。
煮汁は少し残して保存しておくと、使い回すときに便利。ベースとなる牛肉のしぐれ煮は冷蔵で1週間もちますので、切り落とし肉がお買い得のときに買い込んでたっぷり作っておくといいですね。『分とく山・野崎洋光の 常備菜でつくる和のお弁当』より。
【材料 作りやすい分量】
・牛の切り落とし肉 250g
・しょうが(千切り) 30g
・A [酒 10cc/水 100cc/砂糖 20g/みりん、しょうゆ 各25cc]
【作り方】
1:牛肉は食べやすい大きさに切りたっぷりの熱湯にさっと通す。色が変わったらすぐ冷水に取って洗い、水気をきる。
2:しょうがは水でさっと洗って水気をきっておく。
3:鍋に霜ふりにした1の牛肉と、Aを入れて火にかけ、煮立ったら牛肉をいったん取り出す。
4:3の煮汁を強火で煮詰め、煮汁が減り、泡が大きくなったら牛肉をもどし、2のしょうがを混ぜて約2分煮からめる。