4年ごとの共演で、下手な芝居はできないと思わせる多部未華子さん
街頭でアンケート調査をしていた佐藤とそれに快く回答した本間紗季(多部未華子)。本作では、その2人の恋を軸に、人々の巡り合いの連鎖を10年にわたって描きます。三浦さんと多部さんは、今回が3度目の共演。三浦さんによれば、「4年ごとに共演しているんです」。
「20歳の自分も知っているし、24歳のときにドラマの現場でどういう立ち居振る舞いをしていて、どういうふうに共演者と接していたのか、全部見られていて。どんな芝居をするのかも……今回だったら佐藤をどんなふうに演じるのかもかなり、自意識過剰ですけど、見られているんじゃないかなと思うがゆえに、下手な芝居はできないなと思うので、リラックスではなくて、心地よい緊張感を持って、多部さんとは芝居できました」
伊坂作品ともまた、再会だった三浦さん。前回は、2006年にWOWOWで放送されたドラマW『チルドレン』で、「そこから13年たって、今度は真ん中のポジションに立たせてもらって。でも、純粋にまた作品に関われたことがうれしかったですし、モチベーションにも繋がりました」。
多部さんも自身も「(役を)作り込んでいくタイプじゃなくて。お互いに、自然体で現場にいるようなタイプだと思います」と三浦さん。