誠品生活日本橋内の「クッキングスタジオ」では、料理研究家やシェフによる実演ライブが行われ、試食もできます。文化的情緒溢れる街、日本橋に“知”の宝箱誕生
日本橋の何よりの魅力は、新旧の文化が洗練をまとって織り交ざっているところ。近年、その中心を担うのが、商業施設「コレド」です。来る9月27日、新たに「コレド室町テラス」がオープン、日本初上陸となる「誠品生活日本橋」が出店します。
“アジアで最も優れた書店”にも選ばれた「誠品生活」は、書籍・雑誌だけでなく、文具、食品、雑貨など、歴史的・文化的なものを独自の目線で多岐に渡ってセレクト。大人が楽しめる“知”の宝箱です。今回は約50の台湾ブランドが登場。知的好奇心をくすぐる新しいお出かけ先になること間違いありません。
物販だけではない、“体験型”書店の魅力とは?
日本の書店では類を見ない「クッキングスタジオ」を設け、定期的に料理実演イベントや食のワークショップが行われるのも魅力の一つ。料理研究家やシェフが招かれ、日台をはじめとした世界中の食文化を美味しく学べる場所なのです。
オープンから3日間は台湾からスペシャルなシェフが来日
誠品生活は2015年、「誠品行旅(エスリテホテル)」を台湾に開業。中華を担う林 彦諄(マース・リン)料理長が9月27日から3日間、誠品生活日本橋のクッキングスタジオで実演ショウを行います。なんと海外進出は初めて。シェフの調理を目の前で見て、試食できるというまたとない機会です。
メニューは、宴席にも出される本格料理を含めた計5品。料理の解釈や理論にも精通しているシェフとあって、目からウロコなお話を聴けることでしょう。
台湾を代表する国民的グルメ「紅焼牛肉麺」。コラーゲンたっぷりで食べ応えのある牛すね肉を厳選、香辛料と豆板醤で煮込み、コクのある味わいに。「臘味大根もち」。中華を代表する点心で、縁起がいいとされる大根は台湾人に広く好まれています。伝統的な広東式は干しエビと臘腸(中華ソーセージ)が必須。「カボチャの焼きビーフン」(手前)はほんのり甘いカボチャの香りがたまりません。伝統的な小皿料理「肉そぼろビーフン」は台湾の街角や路地でよく見られる素朴な家庭の味。台湾の宜蘭料理「西魯肉」は宴席の定番。白菜、肉の細切り、しいたけ、干カレイなどを煮込んでとろみをつけていただきます。素揚げの卵でより豊かな味わいに。台湾の宴席料理のごちそう「ワタリガニのおこわ」。干しエビ、細切り肉、しいたけ、スルメを軽く炒めて香りを出し、おこわとワタリガニを一緒に蒸します。