さんまのおいしい季節がやってきました。塩焼きはもちろん、蒲焼きや照り焼き、竜田揚げ、煮物、寿司など、手を尽くして旬の味を楽しみたいものです。
本日お届けするのは、韓国で「コンチカムジャジョリム」と呼ばれる料理。脂ののったさんまをみその入ったピリ辛だれで煮たボリューム感のあるおかずです。コクのあるたれと青背の魚は相性抜群。ご飯がすすみます。
使うのは、日本のみそと比べ甘みがなく、うまみと塩味が勝った韓国みそ。みそは魚の生臭さを消すので、青魚にはうってつけです。煮ている間にピリ辛だれが鍋の中でしっかり、まんべんなく回るように、魚と魚の間にもはさむように加えるのがポイント。水を注ぐときにもピリ辛だれが流れ落ちないように、鍋肌からそっと加えましょう。
生唐辛子やねぎは彩りよく仕上げたいので、最後に加え、煮汁をかけながら風味だけ移します。じゃがいもはさっと洗ってから使うと、粘りが出ずに焦げにくいですよ。老舗の韓国料理店「妻家房」総料理長・柳 香姫さんの『本当においしく作れる 韓国家庭料理』より。
【材料 4人分】
・さんま 4尾
・じゃがいも(大) 2個
・長ねぎ(青い部分も含む) 1/3本
・生唐辛子(赤・青) 各1本
・A [粗びき粉唐辛子 大さじ3/しょうゆ 大さじ2と1/2/酒、コチュジャン 各大さじ2/にんにく(すりおろし)、オリゴ糖 各大さじ1/韓国みそ 大さじ1弱/しょうが(すりおろし) 小さじ1]