本日は「敬老の日」。ご年配のかたにも喜んでいただけそうな、おすし屋さんの本格おつまみをご紹介しましょう。『「銀座 鮨青木」主人の やさしく教えるすしのきほん』」より。
中トロはさっとあぶり、なめらかさはそのままに表面の脂を落として、さっぱりといただきます。火入れ加減は、表面がベージュ色に変わり、内側は生のままの状態がベスト。その上に、柚子胡椒を混ぜた大根おろしを乗せ、さらに全体にポン酢醤油を回しかけます。
このポン酢醤油は、酒、みりん、だし汁も入った、実際に「銀座 鮨青木」で使っているもの。柑橘は「だいだい」が伝統的ですが、ほかお好みの柑橘でかまいませんよ。
【材料 2人分】
・まぐろ中トロ(サク) 80g
・大根おろし(水分を軽く絞ったもの) 大さじ1強
・柚子こしょう 耳かき1杯強
・ポン酢醤油 適量
■ポン酢醤油(作りやすい分量)
・醤油 18cc
・酒 180cc
・みりん、だし汁 各90 cc
・だいだいの果汁 180 cc
【作り方】
1:ポン酢醤油を作る。鍋に酒とみりんを入れて強火にかけ、沸騰してから軽く煮詰めてアルコール分をとばす。醤油を加えてひと煮立ちさせ、だし汁を加えて再度ひと煮立ちさせる。火を止めて冷ます。だいだいの果汁を加え混ぜてでき上がり。冷蔵庫で保管する。
2:まぐろ中トロの両面を軽くあぶる。
3:8mmほどの厚さに切り分け、器に並べる。
4:大根おろしと柚子こしょうを混ぜ、中トロに棒状にのせ、全体にポン酢醤油をかける。
おもてなしにも困らない、極上のすしをぜひご家庭で作ってみませんか? 銀座の人気すし店「鮨青木」主人が、巻きずし、ちらしずし、いなりずし、そしてにぎりずしまでご紹介します。作り方は”まるで動画みたい”。プロセス写真を細かく追って解説しているので、失敗することなくおいしく作れます。「小どんぶり風にアレンジしたすし」や「身近な魚介で作る酒肴」など、専門店らしいメニューも掲載。
青木利勝(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/合田昌弘