檀れいさんのきものメイクの極意
深みのあるベリーレッドの口紅がシックな藤鼠色に織り上げた御召きものに華を添えます。きもの/永治屋清左衛門(永井織物)帯/西陣坐 佐織帯揚げ/和小物さくら帯締め/道明リング235万円/ウエダジュエラー帝国ホテル店バッグ39万4000円/コンテス(アクリスジャパン)●肌でメイクの7割が完成する
きものメイクの絶対条件である品格を決定づけるのが肌の透明感。
フルマットな質感や作り込んだ白肌は老けて見える原因に。ピンクトーンの柔らかな透明感と程よいつや感が美しさの鍵になります。
●ポイントは目もとか口もとの1か所に
きものの存在感に負けじと強い色やラインを多用すると、とかく重たい印象に陥りやすくなります。
頑張りすぎず、目もとか口もと、どちらかにポイントを絞ること。基本的には洋服と同じ感覚で構いません。
●色気になる“つや”を効果的に使う
“きものメイクはマット”という概念は過去のもの。
近頃は繊細なつやをもつ化粧品が多数揃っています。それを賢く使いこなすことで、みずみずしい色気を表現することができ、きものメイクの美しさが高まります。
〔特集〕ヘア&メイクアップ アーティスト 黒田啓蔵さんに習う きものメイクの極意(全5回)
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/富田眞光〈vale.〉( 人物)唐澤光也〈レッド ポイント〉(静物) ヘア&メイク/黒田啓蔵〈ThreePEACE〉 きものコーディネート/相澤慶子 着付け/江木良彦(檀さん) 高橋惠子 スタイリング/岡本真規子(小物)細田宏美(静物) 取材・文/佐藤由喜美
『家庭画報』2019年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。