都(MIYAKO)通信 今世界の都では何がHOTなの――?! 毎週木曜&金曜日は、東京・京都・金沢・パリ・NY・ハワイの6都市から、現地特派員が最旬ニュースをお届けします。木曜・金曜更新。
都通信記事一覧へ>>ニューヨークのアート好きの間で話題のギャラリー「ロリモト」。©Stan Nartenブルックリンで話題沸騰。個性派アートに出合える気鋭のギャラリー3軒
(NY特派員:長谷川安曇)
ニューヨークのギャラリー街といえば、マンハッタンの南西に位置するチェルシー地区が有名ですが、近年では地価の高騰に伴い、ロウアーイーストサイドやブルックリンに居を構えるギャラリーが増えてきました。
特にブルックリンにはアーティストが多く暮らし、小さいながらも精力的なギャラリーが続々とオープンしています。チェルシー地区のように大御所アーティストの作品の展示はあまりありませんが、若手や新進気鋭のアーティストの作品に触れられる楽しい機会に溢れています。
今回はブルックリンのエリアごとに、素敵なギャラリーを3軒ご紹介します。
1.ロリモト
現在展示中のラウラ・ラッピの個展の様子。真っ黒に塗られた木材とコンクリートをつなげた彫刻のほか、彫刻を燃やす経過を撮影した写真も展示している。©Stan Nartenアーティスト夫妻が厳選したモダンアートが勢揃い
ブルックリンとクイーンズの境界にあるエリア、リッジウッド。新しいレストランや、アートや音楽の施設が続々とオープンし、今NYで非常に注目度の高い場所です。
「ロリモト」は、オーナー夫妻の自宅を改造したギャラリー。オーナー夫婦はともにアーティストで、家族で上の階に住み、地上階(日本の1階にあたる)をギャラリーとして運営しています。
ギャラリーの名前は、オーナーの松本ナオさんと妻のローリー・カークブライドさんの名前を掛け合わせて考案された。2013年にオープンして以来、さまざまなアーティストの作品を発表。現在展示しているのは、フィランド出身のアーティスト、ラウラ・ラッピの個展「ノーウェア、エニウェア、エブリウェア」。木を重ね合わせた彫刻と写真を展示しています。2019年9月22日(日)までです。
Lorimoto
16-23 Hancock St. Ridgewood, NY 11385
電話 なし
営業時間 14時~17時
定休日 月曜~金曜
http://www.lorimoto.com