早いもので、きもの暦は再び単衣の季節を迎えました。まだ時折、暑さを感じますが、夕暮れ時に虫の音を耳にすると秋の訪れを感じます。今月は「芸術の秋」に伴うイベントが続きます。様々なお知らせもありますので、私の「娘のセンス」的コーディネートと合わせてご覧ください。
美術展の会議には、夏結城でキリリと
今年は、日本画家として生涯を遂げた父・大山忠作の美術館が開館して10年を迎えます。そのため、福島県二本松市にある大山忠作美術館では、私の立案による「新五星山展」が催されます。
昭和期を代表する日本画家である横山大観先生、山口蓬春先生、杉山 寧先生、横山 操先生、そして父・大山忠作という、姓に「山」のつく5人の日本画家の作品を一堂に集めた展覧会です。
この日は、来月に迫った展覧会の最終的な打ち合わせを二本松市で行いました。母の夏結城に科布の帯をきりりと締め、男性のスーツ感覚のスタイルに。帯締めは、「白秋」という言葉にちなんで、白ですっきりと抜け感を作りました。
「大山忠作美術館開館10周年特別企画展
-新しい日本画を作った人たち-
新五星山展」期間:2019年10月13日〜11月17日 *開催中休館なし
http://www.nihonmatsu-ed.jp/oyama/index.html開催中は、私が毎日美術館に滞在して作品の解説をいたします。時間などは美術館にお問い合わせください。