母のタンス、娘のセンス

女優・一色采子の 「母のタンス、娘のセンス」〜長月徒然便り

2019.09.18

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艶やかな振袖姿、その理由は……




リユースのきもので知られる「たんす屋」さんが主催の「五大陸着物コレクション」というイベントの第1回目が、9月22日にGINZA SIXの観世能楽堂で催されます。

なんと、私は1年に渡りイベントのイメージ・アンバサダーを務めることとなりました。この日は記者発表のお披露目に。



私がまとっているのは、ギリシャをモチーフにした一枚。絵画のような振袖の華やぎにとても幸せな時間でした。こちらのイベントも、普段は目にしないようなオリエンタルな意匠が登場しますので、是非お運びください。

『智恵子抄』の朗読会はレトロモダンな着こなしで


先月の連載で告知させていただきました、「にほんまつArt Fes」が9月7日から開催されました。『智恵子抄』の朗読会には、インパクトを放つ牛蒡縞の間をむじな菊で埋め尽くした娘時代の一枚をセレクト。


合わせた帯は、十字絣を現代アートのように意匠化した母のタンスのアイテム。ハイカラなスタイルを好んだ智恵子さんを思って、どこかアバンギャルドな印象のコーディネートを心がけました。

 

最後にもう一つお知らせです。

11月30日(土)には、世界文化社の「セブンアカデミー」で「母のタンス、娘のセンス」の1日講座を開催します。お母さま譲りのきものの着こなしに悩まれている方はもちろん、娘時代のきものをもう一度スタイリッシュに着こなしたいという方にも、わたし流のコーディネート術をお伝えできればと思いますので、どうぞご参加ください。(詳しくは下記参照)

一色采子/Saiko Isshiki


日本画家の故・大山忠作氏の長女として東京都に生まれる。毎日をきもので暮らしたお母様のもとで、コーディネートや着こなしのセンスを磨き、現在はファッションのアイテムを取り入れながら独自のスタイルを楽しむ。趣味の日本舞踊や三味線、長唄では名取になるほど、古典芸能への造詣も深い。現在は、福島県にある二本松市大山忠作美術館の名誉館長や二本松市の観光大使も務める。



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構成/樺澤貴子
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