秋は何と言ってもきのこがおいしい季節。松茸ならば言うことなしですが、お好みのきのこで秋の味覚を楽しみ尽くすなら土瓶蒸しがいちばんでしょう。
だし、酒、塩、しょうゆを火にかけ、きのこ、えび、ぎんなんを入れた耐熱器に注いで、10分ほど蒸せば完成。青柚子を添えて、冷酒にもぴったりの酒肴です。
きのこは何を使っても構いませんが、まいたけは汁が黒っぽくなりますので、そこはご判断を(味はおいしいです)。『藤井 恵 とっておきの晩酌レシピ』より。
【材料 2人分】
・松茸(または好みのきのこ) 50g
・えび 4尾
・ぎんなん 6粒
・A [だし 1と1/2カップ/酒 小さじ1/2/塩、しょうゆ 各小さじ1/3]
・青柚子(くし形切り) 1/4個
【作り方】
1:松茸は長さを2~3等分に切り、6~8等分に縦に裂く。えびは背ワタを除き、尾と殻を1節残して殻をむく。ぎんなんは殻を除いてゆで、薄皮をむく。
2:小鍋にAを入れて火にかけ、温める。
3:耐熱の器に1を等分に入れ、2を注ぎ、ふたかアルミ箔で覆い、蒸し器で10分ほど蒸す。青柚子を添える。
「大切に温めてきた、私のおつまみレシピの集大成です」-藤井 恵。 辛党で知られる人気料理研究家・藤井 恵さんによる、体によくて心ほころぶ、春夏秋冬の絶品おつまみ。身近な旬の食材を、ほんの一工夫で華のある一品に仕立てるワザが満載です。
藤井恵(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/木村 拓