《リング》カルティエ、2013年 個人蔵 Yuji Ono © Nikkei_Cartier 2019この秋、1970年代以降の現代作品が国立新美術館に集結
1847年の誕生以来、ラグジュアリーかつ革新的なデザインを発信し続けている「カルティエ」。カルティエのコレクションは、1989年以降、日本を含む世界各国の名だたる美術館などで展示されてきました。
本展覧会で焦点が当てられるのは、1970年代以降の現代作品。メゾンが築いてきた創作の歴史を背景に、カルティエの創作活動における革新性や現代性、独自性を表現する、世界でも初めての試みとなる展示です。
《ネックレス》カルティエ、2018年 個人蔵 Vincent Wulveryck © Cartier「時間」をテーマにカルティエの美にひたる
展覧会のテーマは「時間」。「色と素材のトランスフォーメーション」「フォルムとデザイン」「ユニヴァーサルな好奇心」という3つの章を通して、時を超えて輝き続ける、カルティエの革新に満ちたデザインの世界に出合えます。
空間デザインを手がけたのは「新素材研究所」
また、会場構成を手がけるのは、杉本博司さんと榊⽥倫之さんによる「新素材研究所」。「旧素材こそ最も新しい」という理念のもと、伝統的な技術と最新技術を融合し新たなデザインを生み出す彼らによって作られた空間で、「時」を感じながらカルティエの美を堪能することができます。