2019年の秋冬コレクションに登場した「ボッテガ・ヴェネタ」のバッグは、“新鮮”の一語に尽きます。昨年クリエイティブ・ディレクターに就任したダニエル・リーのクリエーションとブランドの伝統が見事に融合し、美しく開花した新しいスタイルに称賛の声が絶えません。デイリーやトラベルには、話題のニューアイコンバッグ「パデッド ファミリー」を、パーティシーンには、オブジェのようなミニバッグがおすすめです。いち早く手に入れれば、羨望の眼差しを集めること間違いありません。
[デイリーバッグ]立体的な四角いモチーフに伝統が息づくショルダーバッグ
ペーパーカーフを用いているので、しなやかな質感が体に沿い、使い心地も快適。ベーシックなカラーは、フォンデンテ(ダークブラウン)も揃います。バッグ「パデッド マリー」(幅30×高さ28×マチ7.5cm)52万6000円チョコレートのような表面デザインが印象的なこのバッグ。「ボッテガ・ヴェネタ」を代表するレザーを編み込んだイントレチャートを模したものです。
この絶妙なふっくら感は、ヒートプレス加工によるもので、ステッチは一切使用していません。サイドに施された滑らかなトリミングが、洗練されたタッチをプラス。デジタルデバイスから、横長ウォレット、アイウェア、手帳やストールまで日常に欠かせないアイテムを収納できるサイズながら、エレガンスが漂うのが特徴です。
ライニングには、スムーズなナッパレザーを採用。外側に頻繁に出し入れするものを入れるためのフラットポケットが2つ、内側にはファスナーつきポケットが1つあしらわれているので、大きくても整理しやすく、取り出しやすいという実用性にも優れています。
肩に掛けたときに、ちょうど脇に収まる長さのハンドルです。コートの上からでも掛けられます。 [トラベルバッグ]ラグジュアリーカーから着想を得た革新的なクロスボディバッグ
トライアングルモチーフのバックルが洗練されたアクセントに。バッグ「パデッド カセット」(幅26×高さ18×マチ8cm)27万円今シーズン豊富に揃う、柔らかくて軽い“クロスボディバッグ”。ひときわ異彩を放っているのが、「パデッド カセット」です。
「ボッテガ・ヴェネタ」の真髄である“イントレチャート”を、クリエイティブ・ディレクターのダニエル・リーが再解釈したもので、レザーを手作業で編むというテクニックは健在。
ところが、その幅広いダブルフェイスのレザーテープは、実に画期的な素材なのです。パッド入りのフェットゥーチェ(革ひも)に熱を加えてシームレスに接着し、立体感を引き立たせるという技法で完成されたもの。
ハイテク素材とクラフツマンシップが融合した、唯一無二のモダンな佇まいは未来のバッグのように革新的です。丸みを帯びたフォルムなので、カジュアルからエレガントまで旅の装いに女性らしさを強調してくれます。
ラグジュアリーカーからインスパイアされただけあり、ふかふかとした心地よいシートのような手触りが特徴です。