第17回
直撃!“10問10答”
きもの上級者に素朴なギモンをぶつけてみました
きものSalon編集部にいると、先輩方があまりにも当たり前に素敵なコーディネートをしていたり、思わず「歩くきもの辞書かっ!?」と突っ込んでしまいたくなるくらいどんな質問にも答えてくれたりするので、すっかり忘れていましたが、百戦錬磨の先輩方にも“その頃”があったんだな、とふと思ったA子。
そう、それは今の私のような初心者の頃。
きもの上級者のみなさんの、個人としての“きもの道の原点”やこだわり、ちょっと気になるワードローブの数などを知りたい!と思った私はさっそく質問をまとめ、先輩にぶつけてみることを決意。(先輩の初心者時代を聞いて安心したいという、よこしまな気持ちも少しありつつ……(笑))
今回、そんな「10問10答」に答えてくれたのはこの方!我らが編集長・古谷尚子さんです。
テンポよく、どんどん聞いちゃいます!
質問1
きものを着始めたのはいつ頃ですか?またそのきっかけは?答え:きものSalon編集部に異動したことがきっかけ。タンスにきものはあったものの、もっぱら着せてもらってました「もちろん成人式の時には振袖を着ましたが、本格的に着るようになったのはもっと後のこと。
ちなみに母と一緒に選んだ振袖は、成人式のあとも友達の結婚式や結納の時などでも着ました。また、結婚の時には母が色無地と訪問着、喪服を揃えてくれたのですが、着たのは親戚の結婚式くらい。
でも、そんな時にきものSalon編集部に異動することになったんです。15年ほど前かな? 『きものSalon』ですから、きものを着ることができなくては話にならないので……(笑)。それが本格的にきものを着るようになったきっかけですね」
質問2
どのように着付けを覚えましたか? 答え:お教室で基礎を覚えて、あとはとにかく着る機会を増やしました「きものSalon編集部に配属されて、とにかく自分で着られるようにならなくては!と思い、ファッションデザイナーの横森美奈子さんのご紹介で悉皆屋の女将さんが教えているお教室(広尾の「むかでや」さん)に通い始めました。
そこで半年くらい習った後は、とにかく着る機会を増やそうと思い、お茶を習い始めました。着付けに関しては「実践あるのみ!」のスタンスで覚えましたね」
お茶会での装い。今は亡き、さいとう富蔵さんに染めていただいた裏梅模様の付け下げで。