質問8
お手本にしている方はいますか?(身近な方、有名人、雑誌、先生、何でも可) 答え:いすぎて、いません(笑)!「いないというより、素敵な方があまりにもたくさんいらっしゃるので、そういった方々の“いいとこ取り”をさせてもらっています。イベントでお会いした読者の方々の着こなしも参考にさせていただいていますよ(ニヤリ)」
質問9
「きものを着ていて良かったー!」と思った場面はありますか?答え:大好きな「ティファニーブルー」に染めて誂えたきものが、ティファニーのパーティーで大好評だったこと「大好きな“ティファニーブルー”のきものが欲しくて、何度も色を確認しながら染めてもらい、よろけのあられ小紋を誂えたのですが、その頃はちょうどウエディング関連企画を考えていた時期でした。そんな中で、ウエディングに欠かせない“ブルー”を、私の大好きな“ティファニーブルー”で彩れるような本が作れないかと思い、企画書を作って日本のティファニーの社長さんに掛け合ったんです。そうしたらとんとん拍子にお話が進んで、ティファニーの本(
『Dear Brides from TIFFANY Special Box ティファニーのウエディング&マナーレッスン』)を作ることができました。
その出版後には、メディアやVIPの皆さんが集まるクリスマスパーティーに呼んでいただく機会に恵まれたのですが、その場に誂えたティファニーブルーのきものを着ていきました。ダイヤのティファニーキーを根付にして。そうしたら、社長をはじめ多くの方にもう大絶賛と言っていいくらい褒めていただけたんです。その時は、心の中でガッツポーズをしてしまいましたね(笑)。
このきものが幸運を呼び、ご縁を繋げてくれたような気がしています」
これが噂のティファニーブルーのきもの。八掛も共色に染めたところもこだわりだそう。好きなものをきもので表現することで、そのきものが好きなものの近くへ連れて行ってくれるのかもしれませんね。
質問10
きもの初心者にひと言お願いします!答え:失敗を恐れず、実践あるのみ! 「そして、グッドラック!!!! 以上です(笑)」
ということで、古谷編集長の10問10答はいかがでしたでしょうか? いつもトレンド感のある着こなしで、「いつかこんな風に着られるようになりたい」と思っている古谷編集長の10問10答、ワタクシA子はとっても参考になりました。
そして、みなさんお気づきになられたでしょうか?実は、質問2、4、5の帯はすべて同じものなんです。コーディネートが違うだけでこんなに印象が変わるんだなぁと、これまた驚いてしました。
古谷編集長が「本当に万能!」と絶賛するこの帯は、正倉院文様に取材した「夢訪庵」さん製作の袋帯。前帯の出し方で表情を変えることができます。これからも様々な方に10問10答に答えていただこうと思っておりますので、「こんな方に聞いてみたい!」というリクエストのある方がいましたら、ぜひメールでお知らせください!
皆さまのお声によっては、特別ゲストを迎えることができちゃうかも!?
新人きものライターE子&A子の 「イチから始めるきもの道」
構成・文/笹本絵里 中島敦子
※この連載で取り上げて欲しい、皆さんの「いまさら聞けない」きものの基本&疑問をぜひ お聞かせください! 件名「イチから始めるきもの道」と明記し、メールにてお寄せください。 E-mail:k-salon@sekaibunka.co.jp