マサルはピアノのレッスンと共にでき上がり、共演者とは音で会話
若手ピアニストの登竜門として注目されるコンクールを軸に進む物語。森崎さんが演じるマサルは、幼少の頃は栄伝亜夜(松岡茉優)と共に、現在は名門・ジュリアード音楽院でピアノを学ぶ、人気実力を兼ね備えた優勝大本命のコンテスタント。当然、ピアノを弾くシーンも多々あります。
「マサルが小さい頃からピアノの英才教育を受けてきている中で、僕は3〜4か月でそこに追いつかなきゃいけない。100%は無理ですけど、でもピアニストをやる上で一番最初にやることってなんだろうなって純粋に興味がわいたんですよ。だから、自分でピアノ教室に行って、ピアノをどういうふうに習うんだろうというところから入りました。ピアノのレッスンをしながらマサルができ上がっていったところもありますね」
コンクールに出場し、マサルは亜夜や楽器店で働きながら最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者・高島明石(松坂桃李)、今は亡きピアノの神様の推薦状を持つ謎の少年・風間 塵(鈴鹿央士)と出会います。自分以外のキャストは原作のイメージに「ぴったりだな、すごいキャスティングだな」と思ったという森崎さん。4人全員が揃うシーンはあまりなかったものの、現場では「青春映画で和気藹々とやってます、とかではなく、だからといってギスギスしているわけでもなくて。お互い淡々と自分と向き合いながらピアノを通して、音で会話してたんじゃないかっていう感じがありました」
「(松岡)茉優ちゃんは亜夜として、(共演者と)いい距離感を作っていたなと思います。物語を引っ張る上でも、素敵な座長でした」