星野 源さんと音楽話で意気投合。音楽好きでも知られる松重 豊さんは、FMヨコハマ『深夜の音楽食堂』のパーソナリティも務める。親と子ほどの年齢差。それを埋められたのは、北川景子さんのおかげ
作家・ヒキタクニオさんが自身の体験を綴ったエッセイが映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』に。松重 豊さんが、妊活に取り組む年の差夫婦を北川景子さんと演じています。松重さんは、意外にも本作が映画初主演。でも、それ以上に松重さんを驚かせたのは、「敵を作る要素がいっぱいある(笑)」という北川さんとの夫婦役でした。
第9回北京国際映画祭に正式出品された本作。上映後の舞台挨拶に登壇し、「(北川さんとの)年の差をどう埋めればいいのか、それがこの映画に入るときの一番の難題でした」と話した松重さん。その難題は、どのようにクリアしたのでしょうか。
「北川さんがどんなふうにお芝居に入られるのかということしかなかったんですけれども、幸いなことに北川さんが僕との年齢差を勘違いされているみたいで。これはしめしめ、と(笑)。実際、僕は北川さんの親の年齢なんですよね。それくらい年齢差があったんですけども、しめしめのまんま芝居に入ったので、なんとかごまかせたというか。とにかく北川さんが違和感なく、受け入れてくれたということが大きかったですね。“私もどうしようかと思っているんです”って言われたら、困ったなとなるんですけれども、“あれ? そんなに年齢差、ありましたっけ?”っていう。北川さんに委ねた部分とすごく助けられた部分、どちらもあります」