クセが少なくて食感もよく、生でも食べられるマッシュルーム。世界で最も多く食べられているきのこなのだそうです。本日ご紹介するのは、そんなマッシュルームをフードプロセッサーにかけてパスタソースにした、まるでポタージュのようにコクのあるクリームパスタです。
エシャロットの香りがソースに爽やかさをプラス。ビタミンや食物繊維など栄養豊富なマッシュルームをたっぷりと堪能できます。クリーム系のソースなので、重くなりすぎないようにゆで汁を加えて濃度を調整しましょう。東京・恵比寿の人気イタリアン「アガペ カーザ マナカ」真中シェフの著書『PASTA』より。
【材料 2人分】
・パスタ(スパゲッティーニ) 140g
・マッシュルーム 正味160g
・エシャロット 正味25g
・にんにく 1かけ(6g)
・黒こしょう 少量
・白ワイン 小さじ1
・生クリーム 80cc
・パルミジャーノチーズ 8g
・ピュアオリーブ油 小さじ2
・エクストラヴァージンオリーブ油 大さじ1
・塩 小さじ1/3
・パスタをゆでるときの塩 湯の重量の1%
・パスタのゆで汁 約70cc
【作り方】
1:マッシュルームは軸を切り、フードプロセッサーにかける。にんにくとエシャロットはみじん切りにする。パルミジャーノチーズはすりおろす。パスタをゆでるたっぷりの湯をわかす。盛り皿は使う前に温める。
2:フライパンにピュアオリーブ油とエシャロット、にんにくを入れて弱火で全体がしんなりするまで炒める。
3:パスタをゆで始める。
4:2にフードプロセッサーにかけたマッシュルームと白ワインを加えて、マッシュルームがしんなりするまで中火で2 分炒める。生クリームを加えてひと煮立ちさせ、火をとめてパスタのゆで上がりを待つ。
5:パスタのゆで上がりに合わせて4に火をつけ、パスタを加え混ぜる。パスタのゆで汁、塩、黒こしょう少量、エクストラヴァージンオリーブ油、チーズを加えて「ぐるぐる混ぜ」してソースを乳化させる。器に盛りつけ、黒こしょう少量をふる。
「アガペ カーザ マナカ」オーナーシェフ、真中陽宙さんの『PASTA』は、基本のトマトソース、オイルソースからクリーム系、煮込みソース、ニョッキ、リゾットまで、パスタ料理全100レシピ収録の決定版。「ちょっとしたことだけど、とても大事」というプロのテクニックも余すところなく紹介しています。
真中陽宙(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/白根正治