暮らしのスタイルに寄り添う「家具型」仏壇
家具調の仏壇が登場して久しい昨今ですが、最近の傾向として、細分化するインテリアの好みに細やかに調和するものが増えています。
なかでも、家具職人が手がけたインテリア性の高い仏壇は、来客を迎えるリビングルームにあっても違和感を抱かせることなく、周囲に溶け込みながら、祈りの空間を作り出します。
ヨーロピアンクラシックな趣を持つイタリア木工象嵌細工の一台
「マリア」(高さ119×幅52×奥行き35センチ)75万円仏具5点セット15万円 位牌3万6000円/すべてギャラリーメモリア ファブリック/トミタ北イタリア伝統の木工象嵌を取り入れ、ミラノ近郊の家具工房で製作。クラシックな趣ながらモダンな空間にも合う。脚付きの箱型スタイルなので圧迫感がなく、配置しやすい。
仏具に自分らしさをプラスする人気の北欧モダンスタイルも誕生
「MUKU」(高さ93.4×幅50.7×奥行き34.1センチ)32万円 位牌8万円/ともにまなか ファブリックパネル カエルの置物/ともにトミタ ラグ/MUNI 南青山本店(MUNI CARPETS)国産無垢材をオイルフィニッシュで仕上げた、北欧モダンなデザイン。家具工房「オークヴィレッジ」との協同により製作。サイドデスクのような佇まいで、置く場所を選ばない。仏具にも自分らしいセンスを生かす時代が到来。
〔特集〕住空間になじむ祈りの場 進化する仏壇の洗練(全3回)
表示価格はすべて税抜きです。 ※製品によっては在庫些少であったり、受注製作のため、納期を要することがあります。
撮影/齋藤幹朗 スタイリング/横瀬多美保 取材・文/鈴木糸子
『家庭画報』2019年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。