チューリップやスイートピーで作る「冬のパープル」の贈り花

12月11日の贈り花

冬のパープルをバースデーの贈り花に

切り花のチューリップがもう出回り始めています。品種の多いチューリップの中でも私のお気に入りの一つが、レムズフェイバリットという紫と白がレンブラント模様（縞模様）を描く個性的な品種です。そのレムズフェイバリットが届いたので、さっそく誕生日プレゼントの花に使ってみました。

お世話になったとても素敵なマダムへの誕生日の贈り花というご依頼で、パープル系のご指定をいただきました。まさにタイミングよし!です。


レムズフェイバリットと同様に、紫と白のバイカラーの品種がスイートピーにもありました。紅式部という、宮崎県のオリジナル品種です。グリーン花材は使わず、この2種にワックスのようなつやがある新しいラナンキュラスのラックスを加え同系色でまとめました。

チューリップもスイートピーも、そしてラナンキュラスも庭では春に咲く花ですが、冬のパープルをイメージして制作しました。かわいらしいというより気品のある花色が、きりりとした冬の空気に似合うと思いませんか。

【使用花材】
チューリップ レムズフェイバリット、ミステリアスパーロット
スイートピー 紅式部
ラナンキュラス ラックスエウロペ

贈り花のヒント
チューリップはこれから春にかけて豊富に出回るようになります。チューリップは直射日光に当たると開花が進むので、蕾を早く開かせたいときは、日差しの当たる窓辺に置くとよいでしょう。すでに開きかけている場合は、逆に日差しが当たらない、少し気温が低めの場所に飾ったほうが、花の持ちがよくなり長く楽しめます。個性的な花形で、花色も多様なので、贈り花にも積極的に利用してください。

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