はっきりしている、オンとオフ。衣装を着るとスイッチが入る
本作に限らず、役には「けっこう形から入るタイプなんです」というSUMIREさん。今回も、吉佳の衣装を着ると「“これで吉佳だ”って、スイッチが入りますね」といい、スイッチのオン・オフははっきりしているそうで、「古川さんもオン・オフがあるのかなと思うんです」。加えて、「お互い人見知り」ゆえに、合間はそれぞれに過ごすことが多かったとか。話したことといえば、吉佳と八木沼が共に食事をするシーンのときに、「“料理するの?”、“します。するんですか?”みたいな(笑)」感じだったとか。
食事のシーンは、「2人の日常が一番表れているシーンですよね。好きな食べ物の話をするんですけど、そこが切なくて。静かな中で、2人ともボソボソとしゃべるから、より切ないというか。でも、温かみもあって、いいシーンだなと思います」。あまり八木沼と会話のなかった吉佳と、共に人見知りの古川さんとSUMIREさん。食事のシーンは、両者揃って相手に歩み寄ることに。それに気づき、「たしかに。今思えば、お互い人見知りなのが(役に通じるところがあって)よかったかもしれないですね」と笑顔を見せるSUMIREさんでした。
知人からレシピを聞いたトマトカレーが得意料理だというSUMIREさん。トマトの水分で作るカレーは、「おいしいんですよ」。