【作り方】
1:かぼちゃは皮をむいて3cm厚さに切る。卵から卵黄を分ける。にんにくはみじん切りにする。パルミジャーノチーズはすりおろす。ニョッキをゆでるたっぷりの湯をわかす。盛り皿は使う前に温める。
2:ニョッキを作る。かぼちゃを電子レンジにかけられる容器に入れてラップをかけ、電子レンジで串がすっと通る柔らかさになるまで加熱する(600Wの場合、約10分)。すぐに裏ごしにかけて大きめのボウルに受ける。
3:2が熱いうちにニョッキ生地用のバターを加えて溶かし、卵黄と塩を加えて木べらでむらなくかき混ぜる。薄力粉を加えてさっくりと混ぜる。まな板に強力粉適量をふってかぼちゃの生地を取り出し、直径1cmの棒状にのばす。1.5cm長さに切る。
4:ニョッキをゆでる湯に塩を入れ、静かにふつふつとわいている火加減にし、3の生地をゆでる。1~2分で火が通って自然に浮いてくるので、穴杓子で順にすくって(写真)容器にとる。この生地は柔らかいのでそのままにせず、すぐにソースを作って仕上げる。
5:ソースを作る。フライパンを温めてセージ、にんにく、バター8gを入れてバターを溶かし、にんにくの香りが立ったら生クリームを加えてひと煮立ちさせる。ニョッキを加え、ソースをからめながら2分ふつふつと煮る(写真)。塩、残りのバター、チーズ、エクストラヴァージンオリーブ油を加え混ぜる。
「アガペ カーザマナカ」オーナーシェフ、真中陽宙さんの『PASTA』は、基本のトマトソース、オイルソースからクリーム系、煮込みソース、ニョッキ、リゾットまで、パスタ料理全100レシピ収録の決定版。「ちょっとしたことだけど、とても大事」というプロのテクニックも余すところなく紹介しています。
真中陽宙(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/白根正治