人との距離感が絶妙。メルボルンが大好きに
“ベビーフレンドリー”な街
――メルボルンの街はどのような印象ですか?オーストラリアの人は英語を話すし、外見もアメリカの人たちと似た雰囲気なので、私が慣れ親しんだアメリカとそれほど差があるという意識はありませんでした。
実際は、色々な違いがありました。特に接客などに関しては、フレンドリーすぎるということもなく、シャイでちょっと距離ができてしまうでもなく、お客さんとお店側がちょうどよい関係性でいられるという……、人との距離感が絶妙でした。
接客はアメリカに比べると少し控えめでしたが、人が困っているとすぐに手を差し伸べてくれるさりげないヒーロー感が印象的でした。例えばプリンとトラムに乗っていると、性別や年齢に関係なく、皆さんにこやかに接してくれるし、降りる時はベビーカーを近くの方がさっと降ろしてくれたり。
この、さりげなさが本当に心地よくて、メルボルンが大好きになりました。
得がたい保育園生活も体験
――プリンちゃんは保育園(デイケア)も体験しました。今回は3か月という長期滞在だったので、娘のプリンを街の中心部にあるデイケアに預けました。
見学を希望したらすぐに受け入れてくれて。途中で週2日の利用から週3日に増やしたのですが、その申し込みも簡単でした。
とにかく面倒臭い手続きや取り決めは一切ありませんでした。それでいて、子供のケアはしっかりとしてくれるし、個性を伸ばそうとしてくれて。親戚に預けるような感覚で安心して預けられました。
インテリアにもこだわっていて私が通いたいくらい雰囲気もよくて。「また、あそこに通わせたい」と思っているほどです。
Googleマップで情報収集
書籍『WAKE UP! in メルボルン』より。ちかさんがメルボルンでの暮らしを通して感じた感動、驚き、喜びの詰まった一冊。――素敵なカフェやお店をたくさん紹介しています。現地での情報の集め方を教えてください。現地では「Googleマップ」をよく使います。
せっかく行きたいところがあっても、土地勘のない場所だと、住所だけでは現在地から遠いのか近いのかよくわからないですよね。何分で着くかを教えてくれるGoogleマップはとても便利。
現在地に続けて、例えば「雑貨店」と入力するとたくさん候補が挙がります。
まず、レビュー数が多い店をピックアップ。そして、アップされた写真を見て、「この雰囲気、好きだな」と思うところに行きます。
私はレビューはあまり細かく見ません。キリがないし、書いている人のそのときの状態や、店員さんとの相性に左右されたくないので。
ちなみに、デイケアもGoogleマップで見つけ、ネットで調べたのがきっかけでした。