迎賓館赤坂離宮の正面には、長さ160、メートルの白い鉄柵が巡らされ、中央に正門、2つの脇門がある。正門上部には菊のご紋章が金色に輝く。時代・国籍・ジャンルを超えて多様な文化が同居する街
東京都心にあって、豊かな緑が残り、この地を象徴する場所、赤坂御用地。天皇皇后両陛下が現在お住まいの赤坂御所のほか、秋篠宮邸、三笠宮邸、高円宮邸などが森の中に点在しています。
明治初期に紀州徳川家より皇室に献上された赤坂御用地は敷地面積50万平方メートル超。例年春と秋には園遊会が催される。左上には迎賓館赤坂離宮が見える。令和元年10月22日「即位礼正殿の儀」の後に行われるパレード「祝賀御列の儀」は、奥に見える皇居を出発し、国会議事堂正門前、赤坂見附、青山1丁目交差点を経て赤坂御所へ向かう。
写真/アマナイメージズ/ 共同通信イメージズ青山通りを挟んでその向かいには新装なった「とらや」赤坂店、建築家・丹下健三の設計による草月会館、カナダ大使館。赤坂見附に下れば一ツ木通り、みすじ通りなどに飲食店が連なり、アークヒルズや赤坂サカス周辺にはビジネスマンの姿も多く見られます。
新装なった「とらや」赤坂店。こちらのお店の記事は10月28日配信予定。そして赤坂駅から坂を上れば、今も昔も変わらぬ赤坂氷川神社の鎮守の森。都会の喧騒をしばし忘れさせてくれます。
赤坂氷川神社を訪ねた宇崎竜童さん・阿木燿子さん夫妻。お二人が赤坂の魅力を語る記事は10月23日配信予定。時代、国籍、ジャンルを超えて、多様な文化が狭いエリアに集中しているのが、赤坂の最大の特徴といえるでしょう。
創業52年を迎える「割烹津やま」の店先で、お客さまを迎える女将の純子さん。こちらのお店の記事は10月30日配信予定。この特集では多角的な視点で赤坂の魅力を切り取るべく、迎賓館赤坂離宮の接遇、ゆかりの人が案内するおすすめスポット、路地裏に佇む日本料理店、一流ホテルのダイニングなどへご案内します。