左から、ハビエル・フェルナンデスさん、ネイサン・チェン選手、宇野昌磨選手。三者三様、見とれてしまう演技を披露してくれました! アリーナ・ザギトワ選手、トゥルソワ選手の活躍もあり、優勝したのはハビエルキャプテン率いるチームヨーロッパでした。フレッシュな顔ぶれと、円熟味溢れるベテランスケーターの妙
ジャパンオープン初登場で、長い手脚を生かした優雅な演技が持ち味の島田高志郎選手、パワフルなスケーティングと師匠のステファン・ランビエルコーチ(ゲストスケーターとしても登場、今回もまた極上の演技でした)の応援も見どころのひとつ、デニス・ヴァシリエフス選手など、フレッシュな演技を楽しめた今回のジャパンオープンでしたが、円熟味溢れる演技で堪能させてくれたベテランスケーターのスケーティングもやはり心に響きました。
銀盤を瞬時に、氷上舞台へと変えてしまうハビエル・フェルナンデスさんの表現力。惜しまれながら、現役を引退した稀代のエンターテイナーは健在ですね!
そしてゲストスケーターとして久しぶりに登場してくれた、アイスダンスのメリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト組。美しいツイズルと、2人が紡ぎ出す世界観に引き込まれました。試合前の練習中に、メリルと高橋大輔選手がアイスダンスの練習をしている光景を見て、髙橋選手のアイスダンス転向が、自分のなかで現実味を帯びてきました(笑)。髙橋大輔&村元哉中組のアイスダンスを目にできる日が待ち遠しいです。
いよいよ、GPSが近づいてきました。10月18日~20日、アメリカ・ラスベガスで開かれるスケートアメリカ2019から始まります。すべてのスケーターたちがGPSにおいて、怪我なく納得できる演技ができますように祈っています!
小松庸子/Yoko Komatsu
フリー編集者・ライター
世界文化社在籍時は「家庭画報」読み物&特別テーマ班副編集長としてフィギュアスケート特集などを担当。フリー転身後もフィギュアスケートや将棋、俳優、体操などのジャンルで、人物アプローチの特集を企画、取材している。
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