寒い日には、人気料理研究家・藤井 恵さんの「キムチの落とし卵鍋」がオススメ。簡単につくれるうえ、熱々でスパイシーな鍋が体を芯から温めてくれます。
ごま油を熱した鍋で白菜キムチをさっと炒めて、煮干しだし(または水)を入れてコチュジャンとみそをよく溶かし、トッポギとえのきだけを加えて煮ればOK。トッポギ(米が原料の韓国のもち)は加熱してものびないので、煮込み料理などでは扱いやすい素材です。
最後に具をよけて中央を少しあけて、卵を割り落とせばできあがり。半熟卵の黄身を崩して具材にからめれば、コクとまろやかさがアップしますよ。コチュジャンの赤と卵の白と黄、仕上げに乗せたニラの緑という色のコントラストも美しい鍋です。『簡単! おいしい! 藤井 恵のひとり分ごはん』より。
【材料 1人分】
・白菜キムチ(市販品) 150g
・えのきだけ 1/2袋(50g)
・ニラ 1/4束
・ごま油 大さじ1/2
・A [煮干しだし(下記参照)または水 1カップ/コチュジャン、みそ 各小さじ1]
・トッポギ 100g
・卵 1個
■煮干しだし(作りやすい分量)
・煮干し 10g
・水 2カップ
※このレシピでは直径14cmの1人用鋳物鍋を使っています。
【作り方】
1:煮干しだしを取る。煮干しは頭と腹ワタを除いて水に10分ほど浸す。中火にかけ、煮立ったらアクを除いて弱火で5分煮て火を止め、こす。
2:白菜キムチはざく切りにする。えのきだけは長さを2~3等分に切る。ニラは小口切りにする。
3:鍋にごま油を入れて弱めの中火で熱し、白菜キムチを入れてさっと炒め、Aを加えてコチュジャンとみそをよく溶かす。えのきだけ、トッポギを加えて中火で3~4分煮る。
4:卵を割り入れ、フタをして1分ほど煮て、仕上げにニラを加える。
ストウブやル・クルーゼの小さな鋳物鍋を使った「ひとりごはん」のレシピ集『簡単!おいしい!藤井 恵のひとり分ごはん』では、蒸し煮、蒸し焼き、スープ、パスタ、卵料理、鍋、炊き込みごはんまで、バリエーション豊富な65品を収録しています。
藤井 恵(著)
定価:本体1,400円+税
撮影/木村 拓